元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
マグリット展
 好きです、マグリット。
小さい頃から絵の不思議さとか不気味さよりもあの淡い色彩が印象を和らげてくれているようで、他の何にも似ていない独特の空気感が好きでした。
ポストカードとかも買ってたわ。
 で、大きくなってマグリットの絵画の実物が見れるとか。
これは行かねば。
 
 先日ようやく行ってまいりました。
同時開催でルーヴル美術館展もやってたけど、こっちはいい。フェルメールの日本未公開作品が目玉みたいですが、本当に見たいフェルメールのは今回入ってないしな。
 大混みのルーヴルと違い、マグリットは空いており、ゆっくりと一時間くらい作品を楽しめました。
ああ、これ見た事ある、あれこんなに小さい作品だったんだ、対してこちらはこんなに大きい―。
 長年穴が開くように図版を眺めていたから、実物はやっぱり感動もひとしお。
印象も変わります。
とりあえず印刷の縮小って空気感変わるわ。
 肉筆と言うだけでなく、マグリットの使用していたイーゼルも置いてあり、何と言うか「実在してたんだなぁ…」と言う距離感の近い鑑賞が楽しめました。
 その人本人でなく、作品と言うファクターを通してしか認識がないから、作者自身を意識する時っていつも不思議な感覚に陥るわ。似て非なるけど「河童は実在していたのか」的な。(ぇ)

 時も場所も越えて、個人の精神性と触れ合うって、作家職の人々の仕事が「偉業」と言い表される理由が解った気がする。
作品を通じて、普通ではありえない過去の人物と、束の間繋がるのね。
久々に美術館で新しい感覚と出会った。
 どんな作品(絵でも音楽でも本)でもそうだけど、幾つになっても新しい角度の見方が出来ると解っただけで、今までこなしてきたと思えた数々の体験が、まだ味わい尽きる事のないイベントなんだと知ると、歳を取っても楽しみが減る事が無くて希望に満ちるね。
生きている間に全部を楽しむのは不可能と言う風に考えるペシミストさんも居るだろうけど、死ぬまでの間に興味が尽きる事の方が怖くない?
 行って良かったよ、マグリット展。
数年越しの欲望TODOリスト
 久しぶりに欲望TODOリスト解消です。
かつて2度挑み2度敗れた…

グラスボートがようやく成就~♪

―いやぁ、天候ってどうにもならねぇ。
 と言うわけで乗りました。
幼い頃乗った記憶で、もう一度乗ってみたかったんですよねぇ。
 そうそう、こんなのでした。
沖に見える島とドラゴン型のお舟。
gurabo.gif


乗船場はなんだかビーチと言う感じで気分が盛り上がります。
gurabo2.gif


船独特の窓の形なんかもね~。
gutabo3.gif


 さて、肝心の海底ですが、魚が見えなかったらどうしようと言う心配もなく、ばっちり魚影を確認する事が出来ました。ちゃんと南国風のカラフルな魚も見れて満足♪

ただし肉眼で見えてもカメラには収まらず。


精いっぱいの魚影。(黒いぞ)
gurabo4.gif


 そしてやはり写真では撮りきれていませんが、このトンネルから向うに、灯台がばっちり一直線上に見えます。絶景でした。

gurabo5.gif


 記憶上の予想外に、海女さんショーがあるのですが、これが凄かった。
あんなにひらひら舞ってたかなぁ、と言うくらいの華麗な泳ぎっぷりで、海底のぼんやりした青緑の中に、白い着物が浮かび上がってそりゃもう美しい!
 また海女さんの泳ぎ方って優雅ですねぇ…。
足をね、常に組んだまま泳いでるんです。マジか。あんなんで泳げるのか。
おかげで人がまるで人魚のように見える。
ama.gif


 見よこのジュゴンっぷり。これには感動。
人魚は居たんや…。
竜宮城はアリだなと思いました。

 さてものすごく満足してもう帰っていいやと思い下船しますと、水族館もあるもんで、こちらにも寄ってみました。
ライブ感たっぷりの魚は撮りにくいなぁ…とか思ってましたが、いやなんの、水族館の相当ゆっくり泳いでいる魚さえ
sui.gif


このブレ加減。
 …ぉぉぉ、こんなスピードの物にすらシャッターを合わせられないとか、オートの限界よ…。(;´Д`)
さらに今回なんでだかえらい画像が荒いです。設定いじってないのにな。
 そんな感じで水族館のフォトジェニックな魚たちはほとんどブレていてロクな画像が残っていませんでした。
動かないやつは撮れた。

 ラブリーなコバンザメの頭。
sui (2)


なんとなくキリンっぽかった何か。(が、実際海中で遭ったらゾクッとする危険色。)
sui (3)


スベスベマンジュウガニの実物を見れたのも良かったなぁ。

 これだけ海辺に来たのですから、帰りは新鮮な魚介類を楽しみましたよ~♪
鯛に太刀魚、アワビにウナギ、何を食べても美味かった。満足★





母娘で買い物
 久しぶりに。
母親の服や靴を見に行っていました。
 小さい頃は神戸に、京都に、奈良にと主に神社仏閣美術館、考古学的要所要所を連れまわされていたわけですが、買い物は久しぶりです。
さすがに未だにこの3都市は母親が詳しく、どこに何があるか店が変わっていない限り母親の情報は完璧であった。

 で、そもそもよくあるであろう母娘で買い物って、特別な時を除いて普段はあまりしないのですよね。
や、日常品とかは普通にしますけど、服とか靴、そういう個人的趣味の買い物は。
 初めてのスーツだとか、改まった場所用、誕生日、そういう時はありますけど、普段着的なものを連れ立って買いに来た記憶はあまりない。
珍しく母親から誘われたので、特に自分が今欲しいものもないので、完全お供のつもりでついていきました。

 さて、まぁいくつか巡って試着とかしていくわけですが、母親の好みはうるさく、なかなか気に入ったものがないのか、伸びる移動距離。
 その移動中、対照的と言うか、共に暑さに弱く文系のくせにフィールドワーク上等な私たち母娘の前を行く、別の母娘連れ。
…目を奪われた。
 娘さんは爽やかなワンピースが目に鮮やかで、お母様はシックな装い。2人とも楚々とした歩き方で絶やさぬ微笑みから溢れ出る育ちの良さ。
また、娘さんが一本しかない日傘を母親に差しながら歩いておられるのです。
この格差よ。
 おうおう、こっちは足元スニーカーだぜ?
歩き回るのにヒールとか、有り得ん。
なんだったら暑さのせいで首にタオルを巻きかねん勢いだぜ?
 そう言えば今まで母親に連れていかれる場所で母娘連れとかそう居なかった。
考古学の発掘現場とか、山深いお寺とか、そりゃシルバー世代お一人様が基本だろう。(それ言っちゃ子供も居らんが。)
 かろうじて美術館には上品な方々がおられるが、美術館は展示品ばかり見てるので周囲なんて気にかけてないし、あそこもお一人様、あるいは親子連れに限らない集団。
 なんと言うか、改めて母娘と言う単位を考えた時、カラーの違いと言うものを意識しました。
理想的な母娘の買い物って、多分、あの形だなぁ??
やりなれない事をすると新しい発見があるね。

 服も買ったが、帰りの移動中、野菜販売所でかご野菜も買い込んだ。
母とは服を選ぶよりも野菜を選ぶ方が息が合っていたような気がする。
 おまけの果物なんかももらっちゃって、なんか妙にホームに帰ってきた感がある私でした。
ボヘミアングラス展
grass.jpg


 行ってきた。
当然朝一行動基本なので、ゆったりした館内で楽しんでまいりました。
 絵画と違ってガラスって独特の魅力がありますよね~。
あのミッシングリンク的な技術力が半端ない。
古いものは年代見るたびにもう驚きの連続。

 展示自体は古い時代から徐々に並べてくれていたので、ガラスの遍歴も解って非常に流れを追いやすい。
色ガラス入ってきた辺りと、カットの技術、機械仕事の様な仕上がりになった境目は単純に感心する。
本当に全部手仕事??え??
 初期の頃はそう、やっぱり手仕事感溢れた歪みや厚みなのだけど、まずはそれだけの年代を経て完璧に残っているという部分にロマンを感じるわ。
寄りにもよってガラス製品、実用品なのにね。
 こういうものってたまたまどこかで埃かぶっていたり、認識されつつ大事に残されていたり、ひとつひとつにドラマを感じて良いものです。
 また、朽ちる物も良いのだけど、こうして当時のままの姿を留めて見ていられるのも目に美しくて溜らん。
おおむね近代まではこの流れが面白くて仕方なかったです。
あとは色と装飾の見どころね。

 近代に入ってくると実用品が鳴りを潜めて芸術作品が基本の展示。
まぁ…工場製品置いてもあれか。
 形の遊びや、その分の技術力が半端ないです。
 一つ物凄く気に入った色味と形のものがあって、欲しいというか、ずっと眺めたくなるような作品がありました。
角度によって色が変わるのがまたガラス製品の見どころだね。

 時代問わず、時にはガラスに思えないような物があってそういう驚きもあり。(不透明ガラスは陶器に見えたり、プラスティックに見えたりする。)
 それから、昔のガラス製品、どうしてあんなにでかいというか、グラスにしろ容れ物にしろ…実用出来たのかと言うくらいの重量感とでかさだなぁ。

 なおこのボヘミアングラス展、流れをスムーズにするためか、文字の情報量は必要最低限の提示なので、音声案内借りる方がベストかもしれません。

 ついでに同時の特別展が南蛮animal展で、こっちも楽しんで見てきました。
動物ってモチーフだけで楽しいわ。
 こちらは絵画中心ですが、昔のは見た事もない動物を描いた結果を楽しむのが面白いと思いました。
…いつ見ても虎の猫感とライオンの微妙さ、象のダルダル皮ときたら…。
実物も写真も見ずによく描くよね、画家。
 あと、絵にしたら結局鳥の美しさには敵わんなぁと思う。うん、鳥の絵は当たり前のようにあるから、このanimal展では抜いても良かったくらい。

 楽しんできました。
紫陽花
 大体花の時期は逃してから来年こそはと誓うのですが、そういうのが増えてきて、今年は紫陽花をロックオン。
山間の紫陽花園に行ってまいりました~♪

ザ・大雨。

…うん、紫陽花だから似合ってていいんだけどさ…。
 と言うわけで園内は我々のみの貸し切り状態。
ajisai-(1).gif

一部しか写真に入りきらなかったんですが、この奥も横も高低差ありつつ全部紫陽花で埋め尽くされております。
 探索中も道が紫陽花に浸食されてきており、足元も大洪水泥土。
全身濡れずには済まされないと言ったアトラクション風情。
 しかしやっぱり紫陽花は綺麗だ。
ajisai-(2).gif


小山の上の方に登ると紫陽花だらけの里を見下ろせてほっこり出来ました。
満足満足。