元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します 

 先日のエッセイが面白かったので。

 ヤバい店ってあるでしょう。
やってるのかやってないのか分からない外観。
開けた瞬間の異様な空気やべとつく床。
そして料理そのものや店主の挙動不審さ加減…。
 お食事処を限定して、そう言った店に入り、注文し、食べてその店が『生きている』か『死んでいる』かを判定する体当たりエッセイです。
うん、無茶をする人のエッセイは楽しい。
 途中何故か岩田光央氏が出てきて混乱しました。
…何やってるんだこの人…。(一緒に食べ歩いてる。)

 とりあえずこの人の本はエッセイ系が楽しそうです。
真夜中の図書館

 面白そうなタイトル!と谷山浩子氏の作風に浸りたくて読んだのですが、おっとエッセイ集だった。
彼女が読んできた絵本や児童書についての作品毎のエッセイです。
 個人差が大きいとは言え、この感想がまた、自分とことごとく違っていてさすがに歌であの世界観持ってる人は違うわ…と。
 人魚姫なんて王子が気づかないのが理不尽、とかみたいですが、命の恩人ではあっても結婚するかとは別じゃない?
まぁ、他の作品の感想もかする事無く読み終えたと言う感じか。(ただし『クーロンズゲート』絶賛には同意。)
 ひとつ、『まっくら森の歌』の感想が読んでて興味深かった。
彼女はあれを怖い歌だと思ってなくて、確かに深読みしなければあの歌、怖いわけじゃないんだよねぇ。メロディとか絵が怖い感じなだけだと思う。
 クリエイティブな人の頭の中って、思ったよりも常識、思ったよりも変な所が入り混じっておりました。
なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば

 ミニマリストは果たして子育てに対応出来るのか、的な。
今までのブログの流れをざっくり読んでいるので、どんなもんかと手に取り。
 うーん、残念な事に丸々コミックエッセイじゃないのね。文章と半々くらいか。テンポが掴みづらいし、この人の売りはコミックエッセイなのでそっちで読みたかった。

 肝心の子育てですが、そりゃぁ荷物はどんと増えるよね。
今まで子供がいないから家を綺麗に保ててる、子どもが居たら散らかり放題とか言われていたようで、この人も結局一時的にそうなってしまったようです。…まぁ世の中には優先順位があるもんね。
かつ時間も有限。
 しかしある意味で汚屋敷出身のトラウマで綺麗に保つことに強迫観念を抱いているのか、散らかり始めた時は一種のクライシス状態を経験したようです。でもある程度すると慣れちゃうんだそうだ。
 それはどっちの意味でもとれるなぁ。
人間どうとでも暮らしていける。汚さなんて個人基準。今までどんな風に生きていようが、落ちる時は落ちる―。
―まぁ、落ち着いたら元のミニマリストにすぐ返り咲いたようですが。
 確かに子育て中で精神的にも体力的にもやられている所に、日々ルーチンを増やしちゃいけないよね。
それでイライラ、トゲトゲしたようだし。
 人には容量があると言う話でした。

 あと荷物が増えて掃除にしにくい事に気づいた―って、この人レベルが今更何を言っているんだろうと思った。
掃除のしやすさを求めてor実際荷物減った時に掃除しやすい!となるんじゃないんだ…。
(と言う事はこの人、本当に物を減らす事に実用とかが第一に来てるんじゃないのね。自分で『捨て変態』と名乗るだけあって、もう性分がそうなんだ…。)
 うーん、まぁ、ちょっと期待していたような内容じゃなかったな。てっきり物を増やさないまま「こんなんで赤ちゃん育てていけるの?!」と言う驚きの生活を拝めるのかと思っていたら、(当たり前だけど)ミニマリストも普通にテンパる人の子でした。
 それでもこの人基準で荒れただけで立て直しも早いし、当然一般家庭のどこよりもすっきりした生活してると思います。ミニマリスト名乗れるレベルはさすがだわ。
帰ってきた海馬が耳から駆けてゆく5

 まぁ全然知らない人のエッセイなわけだが。
パラパラと捲ってみて何も考えずのんびり読めそうだったから。

 いやぁ、最初から飛ばしてくれます。
50歳を前にオタク人生ぶっちぎりで、親しい友人の誕生日パーティーを計画する著者。
悪ノリ大歓迎で、当人(独身)にウェディングドレスを着せて、80人を呼び集め…と。
抱き枕のプレゼントやフィクションスライド。もはや誕生日ではなく架空結婚式と言わんばかりのイベントに。
…いいなぁ。気持ち良いわ、歳を取っても皆でオタクで悪ノリ。

 他にも大体こんな感じで色んな話が。家族の話もなかなか。
実に爽快に読ませていただきました。(って、この人BL作家なんだー、へぇ。)
引き算する暮らし

 哲学にも思えますが、なかなか良い事を書いている本。
人によって欲しいものの量は違うから、まず自分の必要十分量を見極める事が大事、と。
 やたらと減らせばいいってもんじゃない、物の少なさを競う事も物にとりつかれているとミニマリスト御指名でディスってますが、まぁ当たらずともと言う感じか。
 一つのジャンルで物が多ければ他で調整しても良いし、はたまた物が無くても何とかなる生活を知るべき、等バランスを得るために、自分のラインを見つける事を一貫して説いています。
 震災時の買い溜めだの、物がないと不安になるのは、物がない生活を知らないからと言う事なのですが、反面、物の便利さを認める話もしていますし、中道と言った感じでしょうか。

 タイトルは引き算ですが、これも見極めがついてこそそこに向かって減らせると言う感じですね。そしてそれ以上に物を増やさない。単純にして真理の内容。
 物は所有した瞬間から、メンテや管理に時間やお金、空間や気力を奪われるわけで、そう言ったマイナス面を受け入れ手もいいほどにその物は必要なのか?
 具体的にどう捨てるとかよりは、考え方を指導した本のようです。