元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
セトウツミ

 超絶捧腹絶倒でした。え、これ漫画原作なんだ?読みたくなった。
設定は(もうストーリーとかじゃない)川縁で放課後ダベる男子高校生二人組の会話と言うだけ。
…ぇ、何その『男子高校生の日常』みたいなの。映画になるの??

 ―と思っていたらそれよりも凄かった。本気で舞台が川縁のみで展開されるし、イベントが起きないのにお話が成り立っている。
関西弁と言うだけでもう…間とか凄い解るもん。テンポも良し。
 改めてよくこれを映画化しようと思って、さらに同人映画っぽくならずにきちんと作れたなと思う。
あと原作もチラ見したけど凄い面白そう。
漫画の独特の表情とかも主人公二人の俳優さんが絶妙に演じ切ってて凄かったわ。
コノハズクが再現出来るってどうよ。
空飛ぶペンギン

 軽めのファミリー映画。
離婚した父は愛にくる子供や元妻に良い所を見せようと、押しかけられたペンギンをやけくそに高級マンションの室内で飼い始めるんだけど、それを捉えようとする動物園側とか色々。
 魚か愛か、の勝負、いやぁ、ペンギンならどういうシーンかわからないんだから魚を食べると思うんだけど。
 ペンギンはCGとの事ですが、まぁ確かにちょっと微妙な毛並みをしていますが、十分すぎる立派な質感で、動きが洗練され過ぎていなければ本物と言っても通る気がします。(へぼいとか言われてたけど。)
何も考えずに見るべき作品。
True Stories

 『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか『ジェラシック・パーク』、映画を題材に実際の現実世界の歴史や科学はどうだったんだろうと言う検証ドラマ。
いいよ、面白いよ、BBCはこうでなきゃな。
どこまでも本気で実験とかもするし、常に魅せてくれます。吹き替えも有難い。
宇宙人ポール

 これもB級B級と笑って見出したら、意外とちゃんとして他作品で―。
 逃げてきた宇宙人に出会った地球人が逃亡を手伝うと言う単純な話ですが、宇宙人はCGとわかるが結構なめらかで違和感なし。
そして地球人側がコミコン帰りのオタク二人組と言うのが良い!
SF作家と、イラスト担当の二人組ですが、UFO大好き旅行中と言うやつで、そこまでしておきながらこの宇宙人とのファーストコンタクトはめちゃくちゃ。
やっぱテンパるわなぁ。
 ところが宇宙人側がもう地球の文化を知りすぎていて、気さくだわ毒舌だわ下ネタも言うわで強気に逃亡を手伝えとねじ込んでくる。地球人側、失神&パニック。
 まぁ何やかんやで迷惑と思いつつも逃亡劇スタート。
追いかけて来る謎の組織は本気で殺しにかかって来るし、ついに女性も一人巻き込みその父親もライフル持って追いかけて来る。
しかしこの話は古今東西のSFネタで成り立っているので、諸所の会話が面白いな。
なかでもクリンゴン語がオタクと宇宙人の間では通じると言うのが良い。(これでピンチも切り抜けた。)
 最後はじわっとさせるし、面白い作品でした。
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

 てっきり主人公は帽子の少年の方かと。彼の方が如才なくおもちゃ屋を愛して運営してくれそうな気がした。
主人公は娘の方で、これもマゴリアムの孫とかそんなんだと思いきや、単に雇われ人だったのは驚き。
そう、そんな娘さんにマゴリアムは魔法のおもちゃ屋を譲ると言うのですから。
しかも自分はもう死ぬんだと。

 そもそもおじさんはもう200数歳だそうで、信じてる方も信じてる方ですが、どこまでがこの世界上のリアルか、おもちゃ屋は実際に113年開いてるし、おもちゃ屋の中でどんな魔法が起こっても客は平然としてるしなぁ??
とりあえず魔法は本物で、主人公の娘さんも、帽子の少年もそれを信じてる。
(なお帽子の少年は9歳なんだが、めちゃくちゃ店を手伝ってレジとかしてるんですけど…。身内としか思えんよ!)
その上で、娘は『私には無理!』と彼の死後(完全に予定通り満足して死を迎えた)店を売ろうとし、少年は『それなら僕が買う!』と子供の抵抗を見せる。
 あー…、って、親類でもない人から店を譲られて売るってどうやねんとかちょっと。
しかし娘は元々少女の頃から天才ピアニストで、今くすぶっている最中、ピアニストの夢を蹴っておもちゃ屋の経営もないか??

 まぁ、何にせよ物語はきちんとハッピーエンドを迎えます。
この映画は色とりどりのきらめくおもちゃらと、魔法、たどたどしくも優しい人との繋がり、信じる心と言った夢の様なお話です。
各章も絵本仕立てになっているし、ファンタジー映画としてよくまとまっていると思います。
純粋な心持ちで見たい映画。