元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
この闇と光

 お城、お姫様、ダークファンタジーですね。
普段はこの手の物は特別選ばないんだけど、あらすじで気になってしまい―。
 『盲目の王女レイアは父王に愛され花やドレスに囲まれ過ごしていた。ところが―』と言う物でそんなどんでん返しが、と言う物なんだけど、うーん、色々と想像と違った。

 まず、お姫様が幼かった。片手の歳。…せめてローティンかミドルティーンくらいかと。(成長はするんだけども。)
 あと、閉じ込められている離宮っていうのが、どう聞いても安宿の二階っぽくって、最初からお姫様設定が疑われる。
時代設定も謎で、車やテープが出て来るし、どこの国でどこの時代を思い浮かべれば良いのやら。
 とりあえず父は王とする。
一応王とは言え隣国(アルファベットを使用する国)に国を乗っ取られ、囚われており、でも王は民衆に強く愛されているから生かされていて、仕事をさせられていると言う事らしい。
 姫は盲目で、ここで盲目という事がばれると魔女と言う事にされて殺されるから、外へは一歩も出れないし、王と下働きの女以外とは接してはならない。
(人と違う物は魔女とみなすと言う理屈らしい。)
 王は姫に音楽や殊更に文字を教え、囚われている割には割と頻繁にドレスやら贈り物をして本当に可愛がってくれている。対して下働きの女は姫に冷たく、姫は怖がっていて、愛しているのはこの世で父王ただ一人。
 やがてそれなりに成長した暁に、とうとう戦乱が起こり姫は一人にされるのだが―。

 と、ここからどんでん返し始まり。
確かにそれ自体は想像もつかない様なものでした。が、だ。
お話として考えるとかなり夢オチにも近いと言うか、反則スレスレなオチなんだよなぁ…。
 どんな(きちんと説明が付き枠内で鮮やかに騙される様な)真実が?!と期待する方向と違う。一つの物語として考えた時に、アンバランスさでまとまりに欠ける感じと言うか。枠外にオチを置くようなネタ。
 確かに序盤のおかしな部分は正々堂々と書かれていてフェアなんだけど、それが故にまとまりがない話になっているんだよなぁ…。
『何故』は微妙なままだし。
 
 たまたまこの本を読んでいる時に私も読んだと言う人が居て、「ラストはまだ?じゃあ黙ってるけど、んー…、って感じだった」と言われ、確かに私も『んー…』となったわ。
 どんでん返しは確かに想像もつかなかったからそこだけは確かなんだけど、どうも腑に落ちない作品でした。
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