元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
チャンスがあれば…

 ストリートチルドレンにチャンスがあればどうしたいと言う絵を描かせてまとめた一冊。
いやぁ、しかし複数国の子供たちなのですが、こんなに多くの国に家のない子供たちが居るのかとちょっと驚く…。
 単純に家が欲しいとか、医者になりたいとか、お金持ちになりたいとか、これをほんの子供ばかりか14,5歳の子も書いているのが割とびっくり。

 残念ながら彼らの生活からすると、具体的な現実の延長線上にあるとは言い難い夢で、果たしてそれは本当に夢物語と思っているのか、それに至る具体的な難関を知らずに言っているのか、どちらにせよ必要十分な教育を受けてない背景が見えてきて唸ってしまう。
 チャンスがあれば、と言うのは機会を与えられる事ではあるが、物に出来る能力が自分に備わっているかを測る事にも、先に『教育』や『学習』が必要で、先立つものが要るのが現実。
この本の中の絵…と言うより言葉は、皆、非常に幼い印象を受けました。
 中にはドラッグがない世界とか、子どもを餌食にする大人を裁ける世界とか、賄賂を受け取らない警察とかを望む子も居て、望み自体は非常にドライだったりするのだけど、望みと結果に途中過程がついているような文面はないわけです。(だからこそのチャンスがあれば、でしょうけど。)

 結局何を得るにしても、お金なんだなと、途方にくれます。
しかし中で「お金持ちと貧乏に分かれない世界」だの「医者になって無料で見てあげる」とかありましたが、さすがにそれは難しいなぁと思いました。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック