元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
文豪尽くし
 最近近代日本文学の辺りにはまってあらすじ網羅している所なんですが、そういやぁ文豪たちが主人公のゲームがあったっけ。
確か設定が素敵だった気がして、始めてみました。
 文学書が化け物に憑りつかれ浸食されて行き、文字が消え人々の記憶から名著が失われてしまう、それを止めると言う設定ですね。本から召喚された文豪たちが文字の力を武器に変え、侵された本に入り込み退治して行きます。
…くそぅ、本好きには堪らんファンタジーやで。

 当然実在の文豪たちがガンガン出てきます。いや、逆に言えば架空の人物がおりません。
仮にこれが作品のキャラ達としても食いつく設定ですが、著作権的にここら辺どうなってるんでしょうね。実在の人間系は。
 ちなみにこのゲーム、絵が美麗、明治辺りのセピアな雰囲気と文字が侵食されて行く独特の表現が異世界感を盛り上げてくれますし、食事絵(文豪はグルメが多いもんで、食事を与える必要がある)なんて実写と見まごうばかりのシズル感溢れるよだれもんの絵です。
 音楽も良かった。ついでに声優もがっつり。(合ってないと言えば合ってない人も居るんだけど…。)
 何よりもう笑うしかないのが、やはり実在の人名でキャラを呼ばざる得ない事。
「中也来いっ!」とか「志賀直哉撃たれ弱っ」とか「夏目先生、戦闘のセリフ怖ぇ…」とか…脳内自分ツッコミ不可避。

 個人的に外見が一番好きなのは鴎外(白軍服に白衣と言う軍医姿)。谷崎はオカマはやめていただきたい。
喋りが良かったのはオダサク。(作品のせいかバリバリの大阪弁。)戦闘シーンの口の悪さはあれだけど。
 しかし外見について言えば、どうして夏目先生と中也は誰が描いてもあの感じなんだろう。
他の文豪たちも写真は出回っているだろうに、全っ然違うビジュアル系に変化させられていて見る影もないのに、この二人はぶれない様子。新見南吉なんてショタだぜ…。

 あと正岡子規が野球野球うるさい。聞き取れないんだけど、借金がどうの叫んでる人、いない?(笑)
こう言う小ネタぶっ込んでくるだけあって、このゲーム、各文豪たちの師弟関係だとか仲の良い悪い、文壇会派別で組み合わせ毎に攻撃や会話が変わります。―えらいまた文学オタク向けだなっ?!
 あと、ステージがそれぞれ作品名になっていて、ちょっとしたクイズ状態。
ああ、これで文学好きが増えると良いねぇ。

 なお、今の所メイン戦力として芥川と志賀直哉、夏目先生あたりを育てて行きたい。地味に中島敦とか中野重治もいいんだけど、どうしても文豪ごとにレア度があって、成長的に個人の好き嫌いの反映が難しいんだよなぁ。何故か永井荷風が常にぶっちぎりで強くなっていってしまう…。
 泉鏡花と中原中也、乱歩や宮沢賢治あたりも欲しいんだけど出てきません☆
 ところでこのキャラパラメーターに、精神と言う項目がありまして、安定とか、やや安定とか書いてあるんで最初は「休ませたりして回復するんだろうか…」と思っていたら何の冗談か、キャラ毎に固定のパラメーターでした。
当然芥川は『不安定』で、なんつーか、おい…。
 あとは居ない様なんだけど、個人的には川端康成や柳田国男、小泉八雲、女流作家とかも入れて欲しい。さすがに金田一京助はダメか?啄木つながりで…。
 そしてこのゲーム、意外とシビアでいったんロストするとキャラが戻ってこない恐怖のウィザードリー方式であった。カードゲーでこれは鬼。
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