元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
古典落語 1  艶笑・廓ばなし 上

 ちゃんと噺家さんが演目通り口語で書いてくれている雰囲気バッチリな本。
存在しないけど限りなく人間国宝的なおじいちゃん声で脳内再生されます。
ところでこれ、気づいてなかったけど楼閣ネタばかりを集めたものでした。

●お見立て
割と初期に動画で見たけど、登場人物の名前でも反応出来るもんだね。落語と言えば熊さん八っさんとか定番でいくものかと思っていたけど、意外と色んな名前使うのね。
分かり易いオチで始終楽しいネタ。
●辰巳の辻占
…落語には多いけど、心中物。互いに自分だけ助かってやろうと言うのは冗談話でも気分が乗らないわ。天誅が下るものでもなく、面白おかしくの落ちだから、すっきりし足りない。
●宿屋ぼぼ
え…左の部屋って、言ってないよね?突き当りの部屋は左右二つあるのか??
ミステリ張りに図面を求めたくなったわ。
それにしても失敗に終わり良かった。
●とんちき
これ、オチがあんまりピンとこなかった。とんちき、言い合ってるだけじゃないの?
2人とも同じようにあしらわれている所自体がオチなの?いや…女郎はそれくらい当たり前の仕事のはずだが…。
●大男の女郎買い
タイトルまんま。しかしどう読んでも空想過ぎるくらいに男が大きすぎて、もう人間じゃない。巨人。リアルに聞けなくて設定その物で笑えない人はダメだな。
●お直し
第三者からオチが出るパターンもあるのか。
当事者の一捻り効いた洒落や、阿呆ものネタでなく、偶然、勘違い系。
前者パターンの方が割と好きなんだけど、一発ひっくり返してくれる衝撃度では後者の方が多い気がする。
当事者夫婦の掛け合いが中々面白かった。
●なめる
待って、おできって、なめると治るの??そういう民間信仰が当時あったの??
そしてなめられた方は治るけど、なめた方が死ぬってあーた…。ある意味グロ系描写でうへぇ、と思う。
●転宅
これは義太夫姐さんの機転勝ちだな。
完全におかしな話だと言うのに引っかかる男がアレダが、すらすらと何の準備も無しにあれを出来る姐さんがたまらんです。知恵ばかりか度胸もあって素敵。
●羽織の遊び
ちょっとピンとこず。
この手のね、昔言葉の定番、何が粋とか何とかかっているとか解らないと楽しめないな。
数を重ねるしかないよなぁ、この手の語彙を増やすには。
●蛙茶番
下ネタかよ!
与太系主人公が蛙役の男かと思いきや、舞台番の男の方で、しかもオチの一言が気の利いた観客の一人とは。色々予想が付かない話でした。
●品川心中
じょ、上下ものぉぉ?
同じ巻に続きも載せといてよ~。
しかしそんなに長い落語もあるのね。
●鈴ふり
艶笑…の方か。これも大概の下ネタでした。
蛙茶番よりも酷いな。オチはちゃんとついてるんだけど、蛙茶番の方がまだ途中の掛け合いも笑える感じに出来てた。
●居残り佐平次
居残りって商売(でもないけど)があるとして、はい、それで―?と言う感じかなぁ。
それとも他の何かにかかってるんだろうか。ちょっと全体を笑う物か、オチが付いてたのかよくわからず。
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