元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
社会を変える仕事をしよう

 『ビッグイシュー』。
私が初めてこれを知ったのは、これが出来てから数年位の時かなぁ…。
 友人が、街角に立った販売者を見つけるなり駆け寄って一冊。
何の本だろうと思いました。
そこで教えてもらったわけです。
 彼女は何度か購入を重ねているようで、「どこにいつ居るかも解らない販売員から買うの?その度に探すの、大変じゃない?」と言う私の問いにも、「大体いつ頃出て、ここら辺に立ってるって決まってるから」と答えてくれました。
 実際、こう言った雑誌などの路上販売と言う形式、日本じゃ浸透してない様ですけど、外国じゃ馴染んでいるのですってね。
まぁ…覚えりゃ買いやすいわね。逃したくない号とかドキドキものですが。
 何よりも最初に聞いた時はこの販売システムや目的に驚いたものです。斬新、賛同出来る活動、ウィンウィンじゃないかと―。

 さて、もう名も知れて今更ですが、ホームレス支援としてこの仕事を用意すると言うのは実は一歩進んだ支援だと思います。
この本を読むと、それなのに文句を言う人が出てくると言うのが凄いなぁ、と。それもひとつやふたつじゃないわけです。ちょっと信じれない。
 支援をしている人に向かって、その金があるならそのまま寄越せ的な文句。…その金は何かを生み出すのかって話ですよ?
海外支援にも似ている話はありますが、技術無しで金と言う結果だけ援助しても、根本的な解決には近づけない。
 更にはそれだけに飽きたらず、仕事を準備する事をホームレスビジネスだとか揶揄したり(まぁこれは実情を知らないと疑うってだけだと思いますが)、それだけじゃ足りない、住む所とかも用意しろとか―。言いたい放題だな。
その人たちは身銭を切ったり、奉仕活動したりしてるのかね?
 この主催者さんの決断は、潔く『それ(そこまで)はしない』でした。
うん、足元固めてもない内に手を広げて共倒れ、元も粉も無くなるのも愚かしいし、手を広げりゃいいってもんでなく、それぞれに役割があるんだよね。他で支援をしているもの。
 何だろうなぁ、やってる事に文句があるならいざ知らず、やってない事をやってないからと文句が出るのも解らん。支援事業だよ?あって当たり前、もっとやって当然と言うのがなぁ…。

 またこれを立ち上げるまでの話が大変そうで。
会う人会う人、失敗すると言う言うし、たまにやってみろと言う人は無責任だし…まぁ、分かる。
誰だって未知数の物には構えるし、反対にお祝い言葉を験担ぎの様に言うだけの人も居る。
 ビッグイシューはホームレスを販売員にするだけでもルール徹底が約束されてないのに、この上売れる雑誌を作ると言う二重ハードルだもの。
正直この販売理論に共感して、雑誌の中身とは関係なく買う人だって一定数居るだろうし、魅力的な雑誌内容と言うのは、ちょっと測れない。
 出来ればそれに賛同して出てくれる著名人たちの考えなんかも聞きたかった。

 大変な事を立ち上げ、今も継続している(成功したと言う過去形ではない。ホームレス支援は続くのだから)と言うのが、なんだか力を与えてくれる本です。
ちょっと買ってみたくなるね。
(それなりの町に出ないと販売員には出会えないのよねぇ…これが。)
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