元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
今なら間に合う脱・貧困老後

 気になる老後と貧困のダブルアタック。
もう読む前、タイトルからお先真っ暗ですが、現在のご老人方の時代を振り返ると、『家さえ建てればゴールで老後安泰』と言う空気が、確かに昭和にはあった気がする。
 …まぁ考えてみれば成長し続けるもんなんてなくて、永遠普遍だの、必ず得するだの、何故物事の最高地点のみを信じ込むのか?と低成長期時代の人は思いますよね。
戦後成長期の記憶のまま生きてくるとそう考えがちなのかな…。
 勿論賢く乗り切った人も多いようですが、ダメだった方々―『家の価値が上がると思ってた』とか『銀行に騙されてお金を借りたけど返せない』とか、ピンキリで見通しの甘さ以前の問題な気がするような例も載ってます。(貧困は個人の問題でないとか言いますが、そういう例があるのと同じで、逆に自己責任のもいっぱいいるだろうに。この手の問題で社会ガー、国ガーと言って被害者ぶるのが当たり前の人ってちょっとなぁ…。)
 まぁ不可抗力が一番怖いわけだけどさ、それだって仮に同じ様に病気が理由の人がいたとして、『昔から病気で、ろくに稼げないんです』と言うのと、『宵越しの金はもたないタイプで貯金してませんでした』と言うのも、印象違うしね…。いや、本人の危機意識で防げた貧困で窮状を訴えられても…と納税者や慎ましやかに生きている人はもやっとするわな。
 同じ通貨と社会の基で、金額の多寡でなく資産を生み出したり、貯蓄をこしらえたりと言った『一枚のコインをどう使うか』の経済効率的なもの、個人の資質や考え方で絶対あるわけだし。(勿論収入と支出の差はある前提ですが、何が起きるかわからないのは良くも悪くも全員同じ。単に器が笊なのかどうかって所かな。)
資本主義って結局そこから始まる話だもんな…。
 後半は自分の能力や環境の中で一生懸命働いても貧困という状況も多かったので、そこら辺は共感出来るのですが―。貧困にも色々あるなぁと言った感じか。

 まぁどんな理由があろうとも、今まさに老後貧困になりました、こんな理由ですと言う話だらけなので、その人生の落とし穴だけに注目して行くと、教材の宝庫と言えそうなこの本。
それらを見て同じ落とし穴に落ちないように気を付けるくらいしか出来ないんだけども…。
 自分たちが老人になる頃には、社会も増えすぎた老人向けのライフモデルを、少しは確立しているとは思うのですが、そんなものは無くて当然、自力で―とやれるくらいの知識や心構えを植え付ける半強制的な教育とか、これからは要りそうですね。(若干このご時世でまだ始めてないのか、この手の教育。とは思ったり。ライフセミナーとか、ちょっと前までは保険会社だけの話だったものね。)
老人になってからじゃ遅いわけですが、長寿にこんなデメリットがあったなんて、複雑な気分です。
命の問題にはなかなか良識しか働かないから、こんな事、危惧もしなかったor口にしたらタブー的な問題だったんだろうね。
それを補うシステムが社会として出来上がっていないのだけは事実で、悩ましい問題だと思います。
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