元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
風にのってきたメアリー・ポピンズ

 ああ、メリー・ポピンズだと思っていたんだけど、メアリー発音が本来なの??
さらに、タイトル的にこれがそうなんだ。…知らない事だらけです。

 今更ながら私のメリー・ポピンズの印象はと言うと、明るく機知に富み、子供たちの心をよく掴み、不思議な魔法で皆を笑顔にしてくれる家政婦さん―と、あれだ、ちょっと前の日本のTVとかの『魔法使いのお姉さんが家庭にやってきましたよ』的なイメージ。勿論オタク要素抜きで、上品な感じでね?
 あるいはサウンドオブミュージックのイメージだったのかも。
何故なら私はメリー・ポピンズはアニメも舞台も、なーんにも見た事がないから。
 で、煙突掃除の人が出てくるんだよねぇ…そういう歌があった、くらいの認識。
 ところが、驚いた。
この原作のメアリー・ポピンズときたら、え?
本当に、これ??これでいいの?と言うくらいにイメージが…悪い。
 気どり屋っぽく慇懃で木で鼻を括ったような物言いしかしない。子供たちには優しくなくニコリともしなければ、びしりと命令、一回でいう事を聞かなければ脅す、無視する。(可愛いハッタリなどでなく、すぐに冷徹に罰発動。)自分に意見を言おうものならそれはもう不機嫌。
オシャレが好きで自分の姿がガラスに映るのを何度も足を止めて見ちゃうけど、実はそう器量良しではなく、若くもないらしい―。
 ええええええ????
マジですか…。どこかで、『子供たちが優しくて美人で気立ての良い家政婦をお願いしたら、メリー・ポピンズが風に乗ってやってきたのです』と言うようなあらすじを読んだんですけど、はい??

 確かに魔法らしきものは使うけど、使った後は子供たちと秘密を共有するわけでもなく、「何の事ですか?そんなおかしな真似をわたくしがするなんて失礼な嘘を!」と毎回しらじらしいすっとぼけを繰り返す…。
内緒、と言う意味合いなんでしょうけど、実際メアリー・ポピンズは無愛想すぎて、子供たちが天秤にかけてどこを気に入ったのか、イマイチ謎です。(普通じゃなく、退屈しないと言う意味では最高ですがね。)
 お別れの時もちょっとは人情を見せますが、騙すようにして無言でいきなり姿を現さなくなるし。
これはもう…一種の妖怪(妖精)ですわ。(家族や知り合いが人間でないとか確実。)
 まぁそこがファンタジーなのですし、明らかに人間じゃないですけどね?
 で、煙突掃除の人は、町の絵描きでメアリーの恋人でした。びっくり。
どこでどうやって知り合って、あのメアリーを恋人らしくしおらしくさせてるんだか。

 ラスト、名残惜しさも何もない別れを見せたメアリー・ポピンズですが、次の本のタイトルが『帰ってきたメアリー・ポピンズ』。
あの執着も何もなさそうなメアリー・ポピンズがどういう理由で、何故帰って来るのか、それだけが気になって続きを読むつもりです。
 本当に久々に衝撃な本だったわ…。
私の中でファンタジーがひとつ崩れた。
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