元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
家なんて200%買ってはいけない!

 大変に力強く「家など買うな」と言い切ってくれる。
おお…頼もしい。
 思ったのですが、こう言う読んで共感する本って、結局の所自分の中で元よりその考えがあって、改めて気付かされる、『答えは最初から私の中にあったのね』ってやつだと思います。
 私も今の今まで持家か賃貸かでいろんなお説を読んできましたが、この本が一番グッと来た。頷いた。
どうも私も賃貸派らしいや。これですっきりした~。

 この本の良い所は、家を買おう派のセールストークを、「はい、ここ嘘」「この論理はおかしい、何故なら」「実際はこうですよね」とさらりと突っ込んで論破してくれるところ。
うん、確かに住宅情報誌とか、おかしな見出しとかあるもんね。
定番売り文句を12か月使い分けて繰り返して…て言うものが多い。それも昔からずっと変わらない謳い文句。(伊達に間取り観察が趣味の一つじゃない。)
時代は動きます。
 素人の私でも分かるのは、これからどんどん高齢化社会がやってきて、少子化、そんな中で住宅は余っていくはずなのに、今何故新築か、とか。
 相続だけで言えば、単純に祖父祖母の家、両親の家…と一人の子供が複数の家を相続するような計算になるわけです。
そして単純に全部の家に住むわけにもいかず、でも相続税はかかり、かと言って売りたい時に(家余りで)売れもしない―もはやマイナスの資産と言う考え方です。
成程。
 あと知らなかったんですが、外国だと、例えばローンが払えなくなったら家を手放すだけで、ローンはチャラになる制度もあるんですね。
日本はいくら家を手放そうが、負債は自分のまま、ローンはチャラにならない。
不確定な未来だからこそ、足かせは怖いと言う話。
 少なくとも人口減少確実なのですから、家が資産になるなんて言う話自体、もう時代が違うわけです。
同じ家賃を払うなら、家が資産に…は微妙な話なんですよね。
 土地は残りますが、上物は資産価値がないと思った方が良いらしいです。土地だってよっぽど価値のある場所でないと、買い手が付かない。更地にするのも大変。
 マンションなども同じで、修繕積立費とか、そこら辺も考えて所有するか、ライフステージに合わせてノーリスクで賃貸にするかを決めようと著者は言います。
(例えば災害などで建物が壊れたら、リスクを被るのは所有者。賃貸側はまた別の賃貸を探せばいいだけ、と。)
実際所有者としての維持管理費、賃貸としての引っ越しや更新料、ここら辺をどう考えるか、ですね。
 まぁしかしこの本読んでたら、自然と秤は振れるけど…。
 ライフステージだけで言っても、夫婦、子供、子供自立…と時によって必要な家の面積も変わるけど、買った家は伸びも縮みもしないって部分も。
 他、上手い事相続税対策を、家の売買でやるなんてのがあったけど、今の時代そんな手口も見抜かれているからねと言う話が、リアルで恐ろしかった。税務署…仕事するなぁ…。

 いろんな面からもこの問題を斬ります。
人口が変わると、住宅問題も変わる。
時代に応じた先読みが、ますます必要になっていく世の中です。
持ち家派も、賃貸派も、常に考えて動かなきゃですね。
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