元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
教育格差 シリーズ格差を考える〈2〉

 この手の難しい問題は、子供向けの本を読むに限る。
さて、国内のみならず世界に広げて子供たちの教育がどうなされているかを説明する本。
子供向きと言えどもがっつりデータを揃えて問題提起。
国別の識字率や義務教育の期間、男女別の進学率やetc。

 そもそも何故教育格差が問題とされるかからお言葉が。
 やはり教育を受けなかった親は、教育の必要さについて明るくなく、自分の子供にも受けさせる必要が無いと考える事が多い。そうして育った子供は読み書き基本的な部分で十分な職業選択を出来ず、貧困のスパイラスが続く。これを『貧困の再生産』と言い、分かり易い単語で状況を表しているなぁと。
 他、親にそのつもりがあっても経済的や労働力的な理由だと、結局は貧困が発端。
教育が欠けるという事は、子々孫々に渡り、貧困から抜け出す術を狭めて行くと言うわけだ。
 そして上を見ればやはり、塾を、私立をと教育にお金を費やす環境の子供たちは学力が高くなるわけで、顕著に数字でも表れている。
 こうして差が開いていき、教育格差はほぼ同類項で経済格差にも変化して行く。

 おそらく日本は教育に関しては恵まれた方の環境ではあるが、果たしてその教育を受ける権利だとか、その重要性や有難さを学生のほとんどは感じずにいる事でしょう。
 勿体ないなぁ、と思う。
 単純にいい学校=いい就職と言うだけの話じゃないけど、可能性を積み上げるには自分にとってプラスなんだよね、教育を受けられるという事は。

 ただこの本はえらいもんで、成績第一とは言わず、自分のなりたいものに役立つ事を学べればいいと言うような話もしていて、そこをピンポイントで選択出来る位の人生設計出来てるなら何の文句もない。
 何が必要で何が必要じゃない勉強かは大人にだって不明な事が多いわけで、解らない内は貪欲に何でも吸収していくに越した事がないと思うな。
時間は有限ですが。
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