元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
英国一家、日本を食べる

 これ…TVであったよね?
興味あったんで、原作本でいいかと読んでみる。
 で、ざっくり知ったところによると、この人のシリーズ、いろいろあるのか。
いやそれがね、翻訳物なのに物凄く面白い。
 文体も軽やかで、そこそこの分量の本の割にさくさく読める。
海外特有のノリとテンポ、そのセリフなのだけど、皮肉も批判も笑って聞いていられるのだなぁ。自分側も同じように貶めるから、厭味にならない。
 この調子にして『外国人から見た日本の食』と言う好きなテーマなので読書も捗るわ。

 著者はフードジャーナリストという事で、母国で日本人ハーフの友人と『日本料理』について言い争い勃発。この友人はガンガン言い返しお前は何も知らないと挑発、著者は言い争いの中、日本料理に興味も出てきちゃったため、行動あるのみと『仕事』として日本にやってくるのです。
 何故か付いてくる家族たちに、外国のライフスタイルの違いを感じた…。(あちらさんの旅行期間はがっつり長くてそれも羨ましいねぇ。)
 お気楽に観光気分の妻と、日本女性の心わし掴みの幼い息子2人。
いや、むしろ何のてらいもない子供や、女性の意見聞けていいんじゃない?食事はどうしたってするもんなんだし。

 で、彼の目にまず特異に映ったのは日本の店の形態らしい。
『日本の料理屋は、たいてい限られた種類のものを専門に扱い、料理人はその分野において一流である。何でもいいから適当に食べたい人向けの料理屋は安価でそれを提供する』って、つまり寿司屋とかうどん屋とかと、ファミレスの様な店の事言ってるよね。
 え?それをわざわざ書くって事は、なんかそれ、特殊なのかね??
 まぁ確かにそこは東京の話で、東京と言えば世界中のあらゆる料理が食べられちゃうくらい店の数は多い。
高級店とファストフードショップの数も同じように多いだろうけど、むこうじゃそういう感じじゃないんだろうか。例えば中くらいの店がほとんどとか…??
(まぁ安くて質が良いと言うのが珍しいらしい事はたまに聞く。普通は安ければ質が悪いと言うのが世界標準だもんね。ただ日本は…食にこだわりまくる民族らしい。
 これをデフォルトに生きていると食事が、料理人がこのレベルの料理を出してくるのは当たり前だろう?と思ってるそのレベルが、どうも高いと言う評価のようだ。
これは他でよく聞く話なんだけどね。
 確かに日本人は何でも工夫して食べちゃうし、その文化がない所から見れば生で食う魚や卵や、腐った豆とか頭おかしいんじゃないかと思われるよなぁ。)
 素人目で見ると、どこの料理だって○○料理と名前が付くものは絶対他と違って個性があり、独特なもんじゃない?フードジャーナリストの目から見て、日本料理はどこまで特異に見えるのだろう??
 最終的にはやはり、日本料理は素材の味を第一義、例えばフランス料理だと如何に味を付けるかが第一義、との違いに行きついたようです。
 あと、懐石に関しては季節が入ってないと懐石として認められないなど、現在の日本料理を牽引する人たちともガンガン会って、食べ、書き抜いています。

 これ読んでいくつか急に食べてみたくなった日本料理があり、食べに行っちゃったよ。
外国人が感じる初めての味の感想、思い起こしながら食べるとなるほどなぁと面白いもんです。
 続編はどうしちゃおっかな。これ以上日本料理についてまだ話が進むもんだろうか?他の国編を読んでもいいな。
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