元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
モダンガール大図鑑

 ああ、私のイメージは、モダンガールはあのおかっぱで、洋装(ドレスかスーツ)orなのに和装って感じだったのですが、確かにその通りで、ただし中でも違いがあった。
 どうやらこれを読んではっきりしたのは、私が好きなのは洋髪で和装。これだわ。
 驚いた事にこのモダンガールとやら、当時の世俗の中では、『はしたない』とか『軽薄』とかそういう捉えられ方も多かったとの事。
ああ、なるほど、時代か…。
急進的な女性の主張と進出。「女だてらに」ってやつね。
 今から思えば近代的と思える事でも、置き換えれば今の新人類(これも死語)見てるみたいなもんか。そりゃはしたないとか言えちゃうわ。
 で、この特に洋装のモダンガールたちに、実際にお酒を供したり、デート役になったりする仕事があり、またタバコも嗜んでいたりと、どうも蓮っ葉な一面がある。
 一方で一般的な生活で着物のままだけど髪は…と言う面から考えて、まだイメージの度合いでは、洋髪和装の女性に、程良い好感を感じたりします。
見た目でもね。

 さてこの図鑑、タイトル通り当時のイラストが多く、ビジュアルでモダンガールたちの空気を感じられる一冊であると主に、当時の文化、歴史を客観的に紹介してくれています。
マイナスイメージの捉え方も忌憚なく載せているのが然り。
スタンスはばっちり。
 可愛いでしょう、素敵でしょうと言うビジュアル大好き女子向けの本よりは、事実ありのままの歴史、文化本と言えます。
 本当、明治大正、昭和初期とその頃の女性は可愛いったらありゃしないと言うビジュアル大好きズバリの一人ですが、改めて読み込んでいくと、モダンガールの内でも好みが細分化されて行き、さらにもう少し視界をマクロにとると、私は特に『大正』が好きなんだなぁと言う認識を抱きました。
 明治だと江戸の気配が濃厚で、昭和初期だと今に繋がりすぎ。
この中間である大正が特に堪らんわ~。
 女性のシルエットで言うと、着物過ぎず、洋風すぎないあたり。
モダンガールの頃は洋装の走りですから、やはりシルエットが頂けない。
そういうものとして見ればあの寸胴やストンとしたデザインも可愛いんですが、正直当時の体型はやはり着物の方が似合ったと思います。
その意味でも着物、かな。
 ただ髪形は日本髪が如何せん地味で、奇抜に見えすぎて、洋髪が断然いい。
 パーマの走りで掛け過ぎのきらいもあるけど、ナチュラルなウェーブまでは好みだわ。
(実際主婦はパーマ掛け過ぎずどうのこうのと美容ラインがあったようです。)

 いや、堪能の上、自分の好みの分析に肉薄した一冊でした。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック