元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
オカルトの帝国

 一作者じゃないのね。
何章かに分かれて、それぞれがオカルト全盛期の70年代を語る本。
各々得意分野は違うようで、切り口もアニメやTV、UFOや超能力と、色々です。
 ただどの章も、文献やデータは丁寧に集めているし、学術的な論文を読んでいるかのような内容。
随分と本気路線の様です。

 さて論文調と言いましたが、それ故に断言が多くて、正直そう思えるものも有ればまったくそう思わないものも有り、書く人によって随分評価が分かれる所です。
 この手の物は、決してこの著者が合ってる間違っているではなくて、お説を唱える一人一人に『形』があるので、視野が広がる事はあれども、なかなか真実らしきものには確信を持てぬ事が多くなりがちです。
船頭多くして…にも似たり。
結局は自分の考えを基準に測っていくしかない世界ではあります。

 序文の、『オカルトとは現在社会の毒素を薄めるものだ』と言うくだりは、うなずく所が多いものでした。
オカルトとは、渦中に居ても現象が不思議、外から眺めていても人の動きが不思議、心惹かれる人が多くいても、まったく不思議でない事象ですね。
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