元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
今日からワーキングプアになった

 現代社会における労働問題。
働けど我が暮らし―です。
 実際あーだこーだ政府や学者が言うよりも、体験者の生の声はどうなんだと言う。
 この本はそんなワーキングプアな人々の経歴、生活、言葉を起こしたもので、その実態は本当に酷いものから、それでもやっていけているものまで、色々。
 順風満帆と言うわけにはいかなかった人生の山谷、いくら高学歴だろうが、自分の能力と関係のない事だろうが、躓いたり道から外れれば、そこには貧困が待っている―。

 誰にでも何時にでも起こりえる怖さがあります。
明日は我が身と言う危機感の事は作者も書いていますが、それでも経験に勝る教師無しとも言うくらいですから、なかなか今の生活以外を思い浮かべるのは難しいのでしょう。
 人間はいつか死ぬとか、地球がヤバいとか、そんな事を『知り』ながらもいつもは無視して日常生活を営む『能力』があります。常に万が一に怯えていては生きていけないから。
 それでもいざという時、知っていると知っていないじゃ確かに対応が違ってくる。
自分たちの社会の身近な穴くらい、押さえておかないとまずいのでしょうね…。

 30数名にもわたったインタビュー内容は、執念とも言える本。
この人、他にもこの手の本たくさん出してるのね。実際に日雇い労働生活を送ってみたとか、思い切りの良い本もあるみたい。ほぉ。
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