元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
物語のおやつ

 少年冒険小説を読んでいる途中でこちらを読んでいたので、おや不思議。
私は少年の心よりも少女の心の方に反応するようだ。(子供の頃はそうでもなかった気がするんだけど。)
 いろんな物語に出てくる素敵なお菓子の数々を紹介する本で、どれもこれも素敵すぎた。
ぐりぐらのカステラやアンの木苺ジュース、あしながおじさんのレモンゼリーに、他にも古今東西、乙女心をくすぐる物語と、主人公たちの心を映すスイーツ達…。
もう琴線触れまくりでした!
 そのお菓子が出てくる物語の部分を引用して、レシピ付きで実際作ってるから写真もついてるし、否が応にも盛り上がるでしょう、これ。
引用、レシピ、実際の写真に加えてそれに関する作者のエピソードや、著者の思い出―解ってるなぁ、キュンと来るポイント全部詰め込んでる。

 ここでお菓子たちは物語を彩る存在なわけですが、見た事も聞いた事もないお菓子の名前に、子供の読者は『夢の存在』を見たりしちゃうんですよね。
外国のお菓子って馴染がなかったり、訳し方で見当もつかないものもあって、それを脳内イメージで作品や文章を正しく形にしたようなお菓子と勝手に想像してしまう―ありそう。
 実際、ピーターラビットのカモミールティとか、言葉だと美味しそうだけど実際は癖のある(子供は好きじゃないよね)のハーブティだとか、あるあるだと思う。
 幸い写真で見る限り、ほとんどがちゃんとイメージ通りの甘くておいしそうなお菓子ばかりなのですが、パンケーキだとか、プディングだとか…普通で思いつく形をしてないものが多くて、向うの国での本場だと、こういうものなんだ?!と驚くものも多かったです。
当時の文化を振り返ったりとかもあるので、時代考証的にもおもしろい。

 ところで著者は木苺の本物を知ってがっかりしたと書いてあるのですが、え、木苺、可愛いよね?ビジュアル。
イチゴが鈴なりになっている木を想像していたらしいのですが、そのビジュアルの方が…なんか五月蠅げで可愛くない気がする。
 人のイメージって、いろいろです。
夢のお菓子を心に持っている人はこの本、ワクワクしながら読めると思います。
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