元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
映画『デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」』
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 もうね、最初これを聞いた時はマジか、と。
リアルタイムで相当はまったアニメです。
こういう、すっかり時間が経ってから再び始動し出すやつって、大人ホイホイ、懐かしさホイホイでしょうよ?!
 ―観に行かねば、となって友人と行ってきました。
会場に溢れる同じような年代の大人たち。落ち着く~。(笑)
ここまで子供が排除されたアニメ映画空間もなかなかないだろ。

 で、この映画、上映が全国10館のみ。かつ3週間だけしか上映期間がない。その上不定期で第6章までの続き物…ととんでもない売り方してくれてます。
おい、もうDVDで売れ。
大人には金はあるが時間がない事が多いんだぞ。
 まぁ最初だけでも見てこの目で確認しない事にはねぇ?

 正直前評判はいろいろ合った映画なのですが、うん、まぁ…思い出フィルターが無ければちょっとおもしろいなと思える部分はない映画でした。
好きだったからこそ見る目が厳しいのか、それはなんとも言えないのだけど、まず続き物前提だから区切りとしてのお話の山谷が掴み辛い。
基本設定は一切今更説明しない、デジモンファンありきの映画だと思うから、新規さんにはわけわからない映画でしょう。

 だからもう知ってる前提のファン映画として語りますが、まず絵。
 言われてる程デザインが悪いか?と映画観る『前』は思ってました。
ただ、見た『後』だと確かに不満が残る。
 何だろう、デザイン以前にちょっと表情とか…感覚的にデジモンじゃないな、と。
動き含めて一部原画レベルもちょっとどうかと思える、一作品内でのバラつきが気になった。
 デジモンに関しては問題ない。キャラの表情だな。
ポスター絵とかは構図とか綺麗と思うもん。やっぱりデザインは悪くないんだわ。

 声優さんは声質はよく選ばれてると思う。
特に三森さんはさすがの分かりやすい配置。
 ただ主人公は元が藤田さんと言う超大物ですから、継ぐには重荷過ぎますよね。
演技どうのじゃなく、声が普通過ぎた。
 太一の声は成長したらこう、と言うビジョンが当時から見えなかったと言うのもあるんですが(少年役を女性があててたり、声の存在感が半端ない大物さんが演ると、どうしてもそうなる宿命ですが)、これは今回の声優さんが可愛そうなフィルターだなぁ、と。
 あとヒカリが本当にもうキャラとして『普通』になってしまってて、ここは声としての演技+脚本…かなぁ。
あの独特のカリスマ性が抜け落ちてる。
 むしろ空のヒロイン度が上がりすぎてて、これを成長したキャラだからととらえるか、繋がりが見えないととるか。
逆にタケルは声に違和感はないけど狙いすぎた脚本かと。
 他はおおむね、イメージを損なっていない。

 そう、脚本がね、正直盛り上がらないのですわ。
懐かしいキャラたちが再び再会して―と言う流れはそれだけで盛り上がるんですが、だからといってその他の要素でこれぞと言うものはない。
これもまた初代ありきの続き物の難しさだよね。

  ただね、声そのままのデジモン側とか、あえて新しい音楽にしなかった各種楽曲。
特に進化シーンは涙腺崩壊必至。
これを見るためだけに来てると言っても過言ではない。
 あと勿論キャラたちの今がどうなっているかの細かいネタね。
そういう部分で楽しむべき映画。
 今回の映画の新キャラもちょっと魅力的に弱いのもマイナスなんだけど、デジモンの戦闘シーンとか。
動きが…良く動く部分とワンパターンの動きとがバラバラなのも不服。
敵の攻撃方法のバリエーションの少なさもあるんだけど、圧倒的な力の差がある戦闘は面白みに欠けるな。
ここら辺はこれからか?

 まぁまだ六分の一と言えば、どこで化けるかわからないんですよね。
本当の評価は最後まで見終わった時なのだけど、慣れるのにこう間隔開けられるのも吉と出るか凶と出るか―。
とにかく見ずにはいられなかった映画。
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