![]() | UMAハンター馬子―完全版〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) (2005/01) 田中 啓文 商品詳細を見る |
…脱力するタイトル。ついでにイラストもとりみき。脱力の二乗。
勿論設定もひたすら脱力。
非常な芸才を持つ馬子は、派手な服、派手なメーク、でかい体、大阪弁、下ネタ、厚顔無恥…という『大阪のおばハンDX』。
おばさん主人公…さらに下品ネタ多しって、珍しいなぁ…作品的にも自分が読むのも。
でもちょっと軽く読めそうで手に取りました。
えーと、弟子はイルカという少女。
別に美少女じゃない大阪の小娘。健気。
で、二人は地方の営業を繰り返しながら行く先々でUMAを追うのです。
と書いたらはちゃめちゃ怪物探索物だと思うでしょー?
大体ストーリーはこれで合ってるんですけど、これ、また面白そうなメインストーリーが縦糸のタペストリーなのよ。
スラップスティックな横糸とは別に、こちらの方が気になっちゃってね〜。
この馬子、普段は傲慢だし正義感とは無縁の自分さえ良ければ主義。
ただ、UMAに絡む伝説や民承、研究分野にかけてはどえらい知識量と理解度を持っています。時に古代語を読んだり、UMAに一目置かれたり…??
適所適所で冷静かつ理知的に発言行動するのはこの人だったりするんですねー。
おまけに実は芸人としても本気になれば武道館を満員に出来るほどの腕を持っているというのに、何故地方にばかり営業しに来るのか…?
どうもUMAには『不老不死』という秘密が絡んでいるらしく、馬子はそれを追っているようなのです。
そして馬子のライバルらしいどこぞの財閥のおぼっちゃん。
彼と『不老不死』の秘密を争って話は進んで行きます。(連作)
ちなみに結構マジに人は死んでいきます。(ぇー)
なんか2では「それでいいんかいっ」な流れになるとか…。(作者があとがきで書いている。)
…頼むからこの縦糸の方は最後まで納得行く形で決着つけて欲しい。^^;

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