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元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
バチカンで逢いましょう

 うーん、元のタイトルが『マンマミア』なんですけど、ちょっとマイルドにしすぎてない?
夫を亡くした母を、娘が一人は無理よとあれよあれよと家を売り、自分の家に引き取るのですが、初っ端からこの娘が独善的で酷い。
母の事は愛しているようですが、家を売るのも早かったが、自分の家に居るのは少しの間で、その後は老人ホームに入れるつもりだし、約束していた母をローマに連れて行ってあげると言う約束も反故に。
母親(主人公)は嘆く。
 と言うのも主人公は敬虔なカトリックで、ローマへは法王に懺悔に行くつもりだったのです。(夫の関係?)
主人公は娘は頼れない、と黙って一人でローマへ、バチカンへ向かいます―。
 そこには一人暮らしの孫娘が居るのですが、彼女は彼女で理解のない母親の被害者と言った所。
なお、主人公の娘、孫娘の母親は、自分の結婚記念日も忘れていて夫にガッカリされるわ、子どもたちには怒ってばかりと何やら余裕がないキャラ設定みたいね。

 しかし見ていると親娘三世代にそれぞれ愛の葛藤があって、衝突し合いながらもそれを昇華して行くお話。個人の愛と同時に家族愛もまとまって行って、主人公の話自体は重くも軽快に仕上がっていてなかなかかな。
 軽さと重さのバランスがちょっと中途半端過ぎるとは思うけど、綺麗な作品です。