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元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
名著いっき読み 人生を楽しくするおとなの教養

 大人のOFF別冊…かな?
いやぁ、もう文学の主人公どもをあっさりばっさりまとめてて気持ち良かったよ。
 ただ、難しく攻めるところは攻める。
簡単に書くんだけど、掘り下げ方はきちんと読み込んだものなのね。視点もなかなかいろんな角度からの切込みで、新たな読み方に気づけるかも。
その意味でライトなくせに深いという軽く読むつもりが…のブックガイドとなりました。
 まぁ相手は世界の名著だし、そんなもんだよね。軽く読めるわけもない。
思わぬ手練れのガイドブックです。
密着! ネコの一週間

 心躍る実験。なんと村ひとつ使って、飼い猫(外への出入り自由)50匹にカメラとGPSを一週間装着して、猫同士のつながりや縄張り、行動を調べるという一大プロジェクト。
えー、面白そう!
 結果、猫の集会ってのはほぼないのか、みーんな縄張りから離れないんだそうな。それも家の近くの狭い範囲。でも郊外の猫は他の猫と出くわす確率が少ないから行動範囲も縄張りも広いんだって。
密度が高い地域は、わざわざ時間交代制で避けて同じなわばりを使うみたい。
あとオスの方が割と外へ、遠くへ行くみたい。
猫の中には家から一切出ないのもいる。
 そして笑ったのが、半数の猫は大体他の猫の家に勝手に入っていない間に餌を食べてるんだって。…おい。(笑)
飼い主同士苦笑してた。
こういう密着って面白いね~。何気に可愛い猫動画でも見ようとしたけど、すごく興味深かったよ。
ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました

 あれ?これ一回読んだっけなぁ??
なんか内容知ってる気がしたんですが、まぁいい。
人気本でした。

 うーん、まぁ、特に『ダメな自分を認めたら』っていう風な、今まで認めたくなかったとかいう何かがあるわけじゃないと思う。この人は。
何に対しても素直だと思うし、『気付いたら』、かな。
 貯めこんでいる『何かの時のため』『いつか自分を磨くために買ったもの』『しまい込んで埃のかぶった大事なもの』『高かったというだけの捨てれないもの』―などが必要なのかを問い直す内容ね。

 淡々と読みました。
家の写真もありましたが、ミニマリストとかまでいかないちょうどよい加減のすっきり具合で良いと思います。
セトウツミ

 超絶捧腹絶倒でした。え、これ漫画原作なんだ?読みたくなった。
設定は(もうストーリーとかじゃない)川縁で放課後ダベる男子高校生二人組の会話と言うだけ。
…ぇ、何その『男子高校生の日常』みたいなの。映画になるの??

 ―と思っていたらそれよりも凄かった。本気で舞台が川縁のみで展開されるし、イベントが起きないのにお話が成り立っている。
関西弁と言うだけでもう…間とか凄い解るもん。テンポも良し。
 改めてよくこれを映画化しようと思って、さらに同人映画っぽくならずにきちんと作れたなと思う。
あと原作もチラ見したけど凄い面白そう。
漫画の独特の表情とかも主人公二人の俳優さんが絶妙に演じ切ってて凄かったわ。
コノハズクが再現出来るってどうよ。
なんでそうなの札幌のカラス

 多分素人研究者なのかな?札幌のカラスを観察し続けて数十年という女性の著作。
ああ、カラスは可愛いなぁ、やっぱり。
 長く顔見知りだとカラスも人を覚えて親しみーというかからかいに来るそうですね。
(なお今年巣立ったカラスなのか、頭ぼわぼわで結構近寄っても鈍い一匹に私は朝の挨拶をし続けています。顔を覚えていただきたい。)
それが飛んできて後ろから後頭部に蹴りを入れるという行動なのだそうですが、一般人的には攻撃に見えますね、それ。
実際攻撃も同じ方法なんですが、かるーく蹴るんだそうです。やだ、可愛い。
 その際、カラスからの攻撃避けに両手を挙げる、と書いてあるんですが、なんだか笑えた。
でも良い知識だから覚えておこう。

 それにしてもこの著者さんがこれだけカラスに密着していても、敵対視される時はされるようで、なんか無念…。
まぁ野生のカラスがあんまり人馴れするのも歓迎されたもんじゃないですが、夢見るじゃないですか。動物との触れ合い。
 なお、絵が可愛らしいんですが、私もはもう少しリアルな体型のカラス絵を望みたい所。
空飛ぶペンギン

 軽めのファミリー映画。
離婚した父は愛にくる子供や元妻に良い所を見せようと、押しかけられたペンギンをやけくそに高級マンションの室内で飼い始めるんだけど、それを捉えようとする動物園側とか色々。
 魚か愛か、の勝負、いやぁ、ペンギンならどういうシーンかわからないんだから魚を食べると思うんだけど。
 ペンギンはCGとの事ですが、まぁ確かにちょっと微妙な毛並みをしていますが、十分すぎる立派な質感で、動きが洗練され過ぎていなければ本物と言っても通る気がします。(へぼいとか言われてたけど。)
何も考えずに見るべき作品。
20億の針

 SFの名著。が、まだ読んだ事がなく早速。

 もうね、設定が素晴らしいんですよ。
宇宙から不時着にて流れついた寄生型の知的生命体2体。
一人は犯人、一人は捕り手。
 捕り手は地球人の少年に寄生して、犯人を追うのですが、その容疑者は地球の人間20億全員。(当時の人口です。)
もうこの設定から、ボーイミーツエイリアン、しかも己の体内に違う生命体がIN、その上で途方もない推理を要する事件―。
 ひと昔の作品とは思えぬ斬新で心踊る舞台立てじゃないですか。

 作者は生物や医学的知識豊富で、このエイリアンの特性をリアルに綻びがないように作り上げています。
捕り手は寄生する少年の体を守り、その意思を尊重しているのですが、捕り手の機能でケガやなんかを治癒したり、勿論体内語り掛けで会話も出来るし、ちょっとした体は子供・頭脳は大人的なスーパーキッズ状態。
 しかしこのお話は単純にそこに主眼を置かなかった。
捕り手は『ケガしない機能に頼りすぎると本来の生体機能が衰えるし、君の人生によくない』と極力必要以上の手助けをしないし、『知識はあるが、技術的に自分が乗っていた宇宙船を再び作るとか、単なる捜査官の自分に出来るわけがない』し、いろいろと制限も多かったりする。
 そもそも慎重かつ非常に道徳的すぎるため、少年に自分の存在を明かしたのも数か月以上経ってからの事。(言語も習得した後。)
おかげで犯人探しも難航を極める。
 一方犯人は寄生した人間の体の事はお構いなしらしく、20億人から犯人の寄生先を探す・寄生された人間を無傷で犯人だけ片付ける―このお題は絶望的。
どうやって片が付くんだ?!とはらはらしながら読んでました。

 実際5分の4ほど読み進めても犯人が見つかる気配がなく、少年の夏の一ページを異星人付きでほのぼの(?)と読み続ける始末。
いや、まぁそういうシーンもボーイミーツ的には微笑ましいのですが。
 ラストは何回読んでも『え、これで犯人わかるの?!』と異星人の知能が高すぎて私にはピンとこなかったのですが、とりあえず正体が判明。
そこからも引っぺがしたり、まだまだ頭脳戦は続きます。

 ハッピーエンドで後味の良い良作でした。
なんと続編があると耳にしましたので、勿論読みます。
True Stories

 『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか『ジェラシック・パーク』、映画を題材に実際の現実世界の歴史や科学はどうだったんだろうと言う検証ドラマ。
いいよ、面白いよ、BBCはこうでなきゃな。
どこまでも本気で実験とかもするし、常に魅せてくれます。吹き替えも有難い。
イカはしゃべるし,空も飛ぶ 面白いイカ学入門

 流し読みになりましたが、イカだけにスポットをあてた一冊。
こんなにもイカで語ることがあるのか。
 ただ、学習図鑑に近い雰囲気で、近寄りすぎな印象がないためか、淡々と読んじゃいました。
このイカを愛する研究者の影も形も見えない客観的な仕上げが、吉と出るかは読む人によりけりなんだろうな。
 どうやら私は書き手が暴走するくらいに対象物愛を語る専門書(ニッチ)が好きなようです。
宇宙人ポール

 これもB級B級と笑って見出したら、意外とちゃんとして他作品で―。
 逃げてきた宇宙人に出会った地球人が逃亡を手伝うと言う単純な話ですが、宇宙人はCGとわかるが結構なめらかで違和感なし。
そして地球人側がコミコン帰りのオタク二人組と言うのが良い!
SF作家と、イラスト担当の二人組ですが、UFO大好き旅行中と言うやつで、そこまでしておきながらこの宇宙人とのファーストコンタクトはめちゃくちゃ。
やっぱテンパるわなぁ。
 ところが宇宙人側がもう地球の文化を知りすぎていて、気さくだわ毒舌だわ下ネタも言うわで強気に逃亡を手伝えとねじ込んでくる。地球人側、失神&パニック。
 まぁ何やかんやで迷惑と思いつつも逃亡劇スタート。
追いかけて来る謎の組織は本気で殺しにかかって来るし、ついに女性も一人巻き込みその父親もライフル持って追いかけて来る。
しかしこの話は古今東西のSFネタで成り立っているので、諸所の会話が面白いな。
なかでもクリンゴン語がオタクと宇宙人の間では通じると言うのが良い。(これでピンチも切り抜けた。)
 最後はじわっとさせるし、面白い作品でした。
教養は児童書で学べ

 わくわくしながら手に取りましたが、紹介する本が…あまりにも少なく、どれもこれも有名どころ。ブックガイドとしてはいまいちでした。
タイトルにある教養とは、この場合何なんでしょうか?
児童書も面白いよ、という趣旨は分かるものの、子供相手だからこそ削ぎ鍛えられた『旨味』を侮るなかれ?うーん、ピンとこず。
 まぁ流し読みで。
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

 てっきり主人公は帽子の少年の方かと。彼の方が如才なくおもちゃ屋を愛して運営してくれそうな気がした。
主人公は娘の方で、これもマゴリアムの孫とかそんなんだと思いきや、単に雇われ人だったのは驚き。
そう、そんな娘さんにマゴリアムは魔法のおもちゃ屋を譲ると言うのですから。
しかも自分はもう死ぬんだと。

 そもそもおじさんはもう200数歳だそうで、信じてる方も信じてる方ですが、どこまでがこの世界上のリアルか、おもちゃ屋は実際に113年開いてるし、おもちゃ屋の中でどんな魔法が起こっても客は平然としてるしなぁ??
とりあえず魔法は本物で、主人公の娘さんも、帽子の少年もそれを信じてる。
(なお帽子の少年は9歳なんだが、めちゃくちゃ店を手伝ってレジとかしてるんですけど…。身内としか思えんよ!)
その上で、娘は『私には無理!』と彼の死後(完全に予定通り満足して死を迎えた)店を売ろうとし、少年は『それなら僕が買う!』と子供の抵抗を見せる。
 あー…、って、親類でもない人から店を譲られて売るってどうやねんとかちょっと。
しかし娘は元々少女の頃から天才ピアニストで、今くすぶっている最中、ピアニストの夢を蹴っておもちゃ屋の経営もないか??

 まぁ、何にせよ物語はきちんとハッピーエンドを迎えます。
この映画は色とりどりのきらめくおもちゃらと、魔法、たどたどしくも優しい人との繋がり、信じる心と言った夢の様なお話です。
各章も絵本仕立てになっているし、ファンタジー映画としてよくまとまっていると思います。
純粋な心持ちで見たい映画。
パンダの死体はよみがえる

 動物を解剖学の観点から語ります。
面白い。
 象の解体から始まるのですが、まぁあれだけの肉塊を切断するのはもはや肉体労働ですわな。
 しかしパンダの偽の親指から始める骨の考え方は理路整然と面白く、とにかく全部をホルマリン漬けにして後世に残していきたいという熱意が伝わる一冊です。
 研究者魂だなぁと思います。
羊のショーン

 たまーに見てはしまうけど大概途中でもういいやとなるストップモーション作品。
『ウォレスとグルーミー』と混同しがち。
 ストーリーはないのでまぁ、何で観ちゃったのか自分でもよく分からない一本。
スケオタデイズ 飛び出せ!海外遠征編

 グレゴリ青山氏のはもうなんか癖になるな。

 とうとう海外にまで飛び出したフィギュアスケートのファン日記です。
相当根強く見続けたんだなと解る各選手の観察エピソードなど、熱い一冊。
他者を巻き込んでいくスケート沼がまた面白いです。
バチカンで逢いましょう

 うーん、元のタイトルが『マンマミア』なんですけど、ちょっとマイルドにしすぎてない?
夫を亡くした母を、娘が一人は無理よとあれよあれよと家を売り、自分の家に引き取るのですが、初っ端からこの娘が独善的で酷い。
母の事は愛しているようですが、家を売るのも早かったが、自分の家に居るのは少しの間で、その後は老人ホームに入れるつもりだし、約束していた母をローマに連れて行ってあげると言う約束も反故に。
母親(主人公)は嘆く。
 と言うのも主人公は敬虔なカトリックで、ローマへは法王に懺悔に行くつもりだったのです。(夫の関係?)
主人公は娘は頼れない、と黙って一人でローマへ、バチカンへ向かいます―。
 そこには一人暮らしの孫娘が居るのですが、彼女は彼女で理解のない母親の被害者と言った所。
なお、主人公の娘、孫娘の母親は、自分の結婚記念日も忘れていて夫にガッカリされるわ、子どもたちには怒ってばかりと何やら余裕がないキャラ設定みたいね。

 しかし見ていると親娘三世代にそれぞれ愛の葛藤があって、衝突し合いながらもそれを昇華して行くお話。個人の愛と同時に家族愛もまとまって行って、主人公の話自体は重くも軽快に仕上がっていてなかなかかな。
 軽さと重さのバランスがちょっと中途半端過ぎるとは思うけど、綺麗な作品です。
神々のトリック Hot・nonfiction

 大槻教授と言えば何でもかんでもプラズマと言うイメージ。
オカルト否定派と言う立場は好きなのだけど…と、この本を読んでみたらまたイメージが変わりました。
あ、この人こんなに宗教を勉強してる人なんだぁ、と。
 そしてその上で各種奇跡をこれは違う、あれはあり得ないと斬り捨てる。
あはは、面白いなこれ。
 その上で宗教の簡単なあらましやエピソードも聞けるという一挙両得感のある本です。仏教の話が面白かったかな。

 この人の話はTVで編集されたり、感情的に議論したりするわけでなければ、一科学者として真っ当な事を言ってるだけなんだよね。
目の前にある事柄に、有り得ない状況を外して、何をどうすればこういう状態になるのかを理論破綻がないように推測する。
そこに神の力云々を差し挟まない。
魂が情報だとするならば…と言う話も、オカルトを頭から否定するのとはまた違う切り口で共感しやすい話だった。
…なんでこんなに『プラズマの人』とされているのか、TVの力って恐ろしいな。

 その問題的のオカルト側の問題も、解く時の色んなジャンルの解き明かし方も、幅広い知識だなぁと素直に感心します。
―て言うか、例えば聖書の中身を全部事実!と前提に話さなければならんのだろうか。最初から神話なんぞ全てフィクションと決めつける事も出来るだろうに、きちんとそれに乗った上で反論する教授が律儀かつ職人肌だなぁと思いました。
 なお中の1エピソードの、因幡の白兎の海水と日光浴が実はそれはそれで理に適っている話は面白かった。
鬼談百景

 うーん、短編寄せ集めのせいか、映画(?)っぽくないな。再現VTR集かよと。
ホラーとしてはイマイチ。動画レベルかな。
Over the Garden Wall Vol. 3

 3巻まで確保。ここまでが確実に私の好きな人が描いている巻。…しかし、長かった…。
これ、最終的にはイギリスから船便で買う事になったやつなんで。(さすが海外、色々と雑だった…。)

 さて鳩に捕まったグレッグはどうなった?
―と思ったら普通に出てるんですけど、あれ?捕まってたのか、それとも実は自分から捕まってたのか。(謎)
 そして皆が怖がる山の爺に自分から楽しんで会いに行き、普通に会話し、子守歌まで歌ってあげるグレッグ。天使過ぎ。その歌の様子はまたうっとりするような感じなのですが、オチはちゃんとあった。可愛い。やっちゃっても可愛い。
 他にも盗賊(?)に出会っても『’お願い’ってちゃんとつけなきゃ』的に正しい意見をする物怖じのなさとかこの子本当可愛過ぎるよ。ワートのパートが同じ夢の世界でも色々おどろおどろしいのと対照的に、ほんわかと教育TV的なミュージカルシーンが続くグレッグ側の夢。そんな中でグレッグは本当に輝く。
 …しかし描く人が変わった途端荷物引きのガチョウの柄が変わってたり、鳩の国の人がどう見ても鳩じゃなくなってたり、頭身変わったり。あちらの集団分業、雑いわぁ。色々雑いわぁ。(笑)せめて線を描く人は統一、色塗りや背景係だけ変えるとかの分業にして欲しい。

 ストーリー上ではとうとうカエルのヒーローに会えたグレッグですが、自分の相棒カエルの父親のようで、さて今後どうなる?
―とは言えこの先私の好きなグレッグを描く人が参加してなさそうなので買う予定はないのですが。
 あー、これ普通にまたアニメにならないかな。
もしくはいい加減日本リージョンのDVD出して欲しい。
映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!

 もうついでにこれも見た。
あー、実写見た後だと、だよなぁ、エンマってこういうイメージだよなぁ、とマトモさに感激する。
 ま、短編連作がラストに向かう感じだが、エンマが見てると言うだけの繋がりなので、ショートエピソード+エンマのお家騒動をごった煮で観た感じかな。
ぬらりのラスボス感はこんなあっさりと和解するのか。当時の映画館での立て看板じゃ普通に滅ぼす敵かと思ったわ。
 とりあえずTVの特番感がある。
もぐらと奈加ちゃんが日本の神様にツッコミ入れてみた

 もぐらさんの。
今度は日本神話かぁ…。

 ってうん、確かに突っ込みだすとキリないよね、大体どこの神話でも。
だんだんとロマンがなくなっていく各種神話。(苦笑)
有名どころのエピソードばかりなので、引っかかるところなく読み進め。

 まぁしかし、戸部さんが監修とか、いいなぁ…贅沢な神道本だ。
映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!

 半実写の方がなかなか良かったので同じく評判の良いこちらも。
うーん、しかしこちらはハマれず。
 まぁじいちゃんとの繋がりにグッとはくるけど、楽しさはなく退屈だったかな。わいわいしてないノスタルジー的なカテゴリー。
Because I am a Girl わたしは女の子だから

 角田光代さんかぁ、翻訳するんだ。なんとなくイメージだけで合わなさそうと手にした事はなかったけど、この本の冒頭で述べる彼女の思いはすごく自分に近しいものがあった。
 女性、女の子への差別。知ること自体に一種の恐れがあって、そもそも寄付をしたってちゃんと彼女らの手元に届き正しく使われているの?と言う疑問。
彼女はそれらを乗り越えて書く事で見事にこの問題に対峙したのね。この最初の一歩が難しい。
 私もようやく本などで目を向ける所にまで来たけど、遠巻きで直視もせず言葉尻だけで差別反対と言っているのがどれだけお気楽な話か思い知らされる事ばかり。
(とは言え人生は有限で社会には色々な問題もあり、一人の人間として生きていく土台がまず必要で―と抱え込む必要はないわけですが。)

 ここに出てくる女の子たちは、即戦力となる男にかける経済的投資の陰で、その身を軽んじられ、教育を施されず、怒りを知る事すら出来なかった子たちです。
ひどい話でレイプだの、女性割礼だの、身売り、これらが蔓延している。
(割礼については文化的なものもあるから踏み込む難しさの話もあり、ここら辺も角田さんの考えには共感。まぁ、理由が男性のものと違い、男性のためにあるような話だからひどいんだが…。)

 さて、しかしその中身なのですが…。
直接経験した女の子たちが書いたわけでなく、更には特に体験談と言うのではなく、取材をして感じたままを作品にしても良いし、自伝にしてもいいし、と各取材者たちに任せた短編集。
 うーん、その人たちがまた外国のジャーナリストだから表現や書き方に癖があるというか、ちょっと凝り気味の作品はイマイチよく理解出来なかったな。ラストの作品が、フィクション気味にも見えたが一番きちんと読めたくらい。
取材、作品、翻訳とこれだけフィルターが通ると伝わるものも伝わりにくいのかもしれない。
 前書きの角田さんの話が一番グッとくると言うちょっと皮肉な結果に。
 しかし端々に表された色んなエピソードは酷いの他言い様がない女の子差別でした。大人になっても連鎖は続きます。
映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!

 半分実写と聞いてなんだそりゃ、と思っていたけど当時評判良かったのよね。で、知りもしないのに観てみた。
成程、これは上手いわ。アニメ側が実写側の認識がある態だから、突っ込んでくれていて不満が溜らない。
お話としても完成してるし、レベルファイブは本当に上手だよなぁ…。
 あ、閻魔勢のダンス、せめて揃えろよとは思いました。
うちの子は字が書けない 発達性読み書き障害の息子がいます

 本業漫画家の人が描いてるから、絵はすごく安定していて綺麗。

 しかしこの息子…しっかりしすぎだろうと思う。
自分の障害でハンデをもらうどころか、ハンデを拒否して周囲と同じ土俵で頑張り続けるんですが、泣き言も言わず淡々と、また親に当たる事もなく親に感謝、尊敬している姿がよく分かります。…はぁ…。

 確かに日本ではこの障害、あんまり知られてないな、と思う。
私がこの障害の事を知ったのも、とあるディスレクシア(難読症)の子が主人公の海外の本を読んだからだし。
それまでの人生ではピンとこなかったよ。
(本も海外のもの、ってところがポイントだよね。日本じゃそうは扱ってない。)
 しかし実はめちゃくちゃ高い割合でこの障害を持つ子がいるそうで、文字の文化が長い人間の生活の中で、こんな障害が出てくるのって何故なんだろうね。
 そしてどうしても目立たない。他の部分じゃ至って普通だし、頭のいい子も多いから、単に文章が下手とか、漢字を覚えてない、本を読まない子ってだけにしか見えないのが。
うーん、色々あるのね…。
 興味深いコミックエッセイでした。
クレイジー・パーティー

 クライアントを接待して契約を勝ち取っちゃおう!と言う流れでクリスマスパーティーを開く話。
…しかし…下ネタと言うか、少々度が過ぎるなぁ…。
至って普通の人らがこの乱痴気で当たり前に羽目を外せるのかよ。
 ちょっと引きつつ、まぁラストへ向かう『皆で一つに!』のスピード感だけは好き。
禍記(マガツフミ)

 ホラーの合間に他の本読んでる気がする。そんなホラー本。伝奇っぽいのか?
そうすると『禍記』と言う伝奇本に出てくる怪異を準えて、現代版怖い話として短編をまとめてると言う構成でした。
 しかしこの話をまとめてある方の年寄りホラー作家と若い編集娘がどうも『48(仮)』みたいで、定番ながらも不快な気持ち悪さ。(褒めてない。)
 が、一話目の怪異、取り換え子の話はホラーだけどホラーじゃないともとれる絶妙なタイトロープで、主人公の置かれた立場や心細さ、疑惑などがサスペンスのようで心底怖かった。
素直に怖い話。
 その後も天使蝶の話や百目の話、どれもこれも相当じっとりとしていてきちんと恐ろしい。
ホラーながらも理論立てた設定があり、あるかもしれないというライン読みが巧い。
素晴らしいなぁ。何でもかんでも謎や不思議、怪異だからと終わらせる投げっぱなしの話とは一味違うわ。
 なお幕間の編集の話だけが途切れ途切れのせいもあり、かつ唐突すぎる怪異への片足突っ込みなのでどうにも馴染めない部分はあり。えー、唐突にも程があるよ。

 ―で調べたらこの人、『UMAハンター馬子』の人かよ?!えー、びっくり。面白系じゃなくて真面目ホラーこんなに上手いなんて…。
 そしてさらに…『イルカは笑う』の人でもあった。おいおいおい、ショート系もいけるとか、どんだけ多才なの、この人。

モンスター・ホテル

 人間隠すのパパの方か。パパ主役だし。この場合青年でもなく娘の方でもないのがさすがだわ。
娘がとにかくキュートでいいのだが、子煩悩過ぎるドラキュラの父親って設定、手塚治虫の『ドンドラキュラ』を思い出した。比べるならドンドラキュラの方が好きだな。(しかしこの話は2で既に二人は結婚し子供が出来ていると言うスピードで、これはこれで良いなぁと思う。)
プラバン
 懐かしい…昔遊んだよなー、うんうん―って、最近のプラバンって凄いんですけど、知ってました?!
てかアクセの材料でプラバンが台頭してきてるの。
 レジンの次はこれか?!って変にレトロに感じるんですが、実際はまぁカラーだわ立体だわ、凄すぎで。私が知ってるプラバンと違うのかと思いきや、オーブンで焼くあれに間違いはない。
あー、これはスキルものにしたらかなり自由度が高くなるなぁ。

 ワクワクで調べてみました。
そしたらば、…うん、ダメだな、これは。
もうね、

面倒くさい。(おい)

自由度が高い=一から作る。ですもんね。
パーツ繋げばいい初歩のアクセサリー作りとは違うわぁ。
 まぁね、作る技術はないとは言いませんよ。基本、絵を描くんですから敷居が低いわ。
でもね、その後の成型とか、或いはその下準備ですよ。
すぐ冷めるプラバン相手に『熱い内に成型』とか、素早さが兼ね備わっていない私にはちょっと…。やり直しとか、さ。
下準備も時間がかかる系。
 ううむ、そもそもからしてこれ、オーブンが必要となると、台所で…??無理無理無理。そんなの落ち着いてやるようなスペースじゃないよ。(トースターなんて安いから専用物を自室に置くのは簡単ですけどね。まぁそこまでしないか。)
他、手間を考えるとこれ、明らかにレジンの方が面倒が少ないなぁ。
まぁ、仕上がりは一長一短だけども。

 丁寧に仕上げている作品を見ると、あー、この手間考えたら払うわ、代金と思える内容でした。
OK、手は出すな。
 ただどうしても欲しくなったものが出来たら、そのとき作れるだけの知識だけは手に入れた。
…手がついていくかは知りませんが…。(;'∀')
ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声

 ふて腐れの少年が、母親を事故で無くしとうとう一人に。
父親が居たと思ったら、まさかの隠し子でしたよ…。
 で、歌が上手いという事で寄宿舎付きの少年合唱団にぶち込まれるのですが、別に歌うのも好きではないし、周りは小さい頃からの絶対音感楽譜バリバリ少年ばかりで、授業はちっともわからない。
(音あて授業なんか見ていてこれは泣きたくなるくらいの訳の分からなさで少年が可哀想。逃げたくもなるわ。)
友達は居らず、教師さえもついて来れない少年に教えはしない―。
 そんな中で才能一つで少しづつやるしかない、歌も好きだと少年は努力していくのですが…。
と言うサクセスストーリーの御多聞にもれない作品。
 しかし最後に少年に声変りが訪れる所がまた切ない。
その頃には少年も何というか現実との付き合い方を覚えたのか大人になって行くのか、最後にハッピーエンドがあり、なかなか素敵に終わる。
教師側も良い刺激になった感じ。及第点かなぁ。

 吹き替えで観たのだけど、歌のシーンだけはそのままなのね。音程ハイDを吹き替えの人に出してほしかったわ。(笑)