元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
のんのんばあとオレ

 水木しげる氏。
のんのんばあはよく聞くけど、まだ読んでみた事が無かったので。

 で、のんのんってのは拝み屋さんの事なのねぇ。
ああ、なんか音的に解るなぁ。のんのんさんか。
 そんなお婆さんが家付きあいとしてご近所に居て、発育の遅かった(けどやんちゃでガキ大将を目指していた)しげる君をよくみてくれていて、そこで妖怪のお話を染み込まされた―と。
 成程真顔で当たり前の様におばあさんの口から出る妖怪には、理由も原因もあって、確かに不思議な現象がそこにあるんだから疑う事もしなかったわけだ。
このお婆さんが居なかったら、水木しげる氏の妖怪ワールドはなかったわけで、すごく重要な人物なのだね。

 しかし水木氏の小さい頃って、負けん気が強くて、ガキ大将を狙うけど大体負けていて、それでもしつっこく―と言う繰り返し。
うーん、この青びょうたんでもなく、向かうところ敵なしの強者でもなくって所がリアル。
悪戯者ではあったようだけど。
 幼い頃の町毎のガキ大将同士の戦争とか、あるある。
小さい内は外されて、大きくなると年上でも根性の見せ合いになるのよね。
普通に、昔の田舎の少年譚を聞いているようで楽しかったわ。

 いつもの妖怪的ムードよりも、少年期の珍しい水木しげる氏を垣間見れて意外な面白さでした。