元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
本当に偉いのか

 歴史に名高い人物は、周囲からその偉業や生き方を持ち上げられてはいるけれど、そういう人たちって、『本当に偉いの?』と言う本。
あら楽しそう。
 著者の独断と偏見で語られるわけなので、その分えらい派も独断と偏見で、判定はどっこいどっこいかも知れません。
ただ、実際にその人物がやっている事を知るというのが、まずは判定の第一歩。
 知らないのに名前だけ凄い凄いと独り歩きしていても確かにタイトルの様な疑問は沸いてくるよなぁ。

 それにしてもなかなか大胆に『明治時代に英語で本を出した辺りは大体偉いと言われている』から始まって、名だたる文豪をばっさばさ。
 続く歴史の有名人も、器が小さいだの、大したことはやってないだの、本気で何の気負いもなく腐しています。
…凄い。ある意味、ここまで世間の一般的な人物像を否定出来るって、凄い。
 何せこの人、まぁ個人的な感想という事はさておいて、批判する以上、きちんと作品は複数、時には英語で読むわ、歴史は調べるわ、決してイメージや少ないエピソードで物を言わない。
 たまーに、自分が好きだった人物を嫌いになったり、もっとこういう人が偉いと言うのもあって、思う所があれば割と柔軟に意見も変える。
 あー、例え自分と意見が違っていても、感情的な部分以外はフェアっぽいな。
好き嫌いなんてそれこそ個人の好みだしね。
 何よりも、『嫌いなものは嫌いって言っていいんだ』と言う妙な安心感が得られる…?

 同意する本と言うよりは、思想や言論の自由を見た本です。