![]() | f植物園の巣穴 (2009/05/07) 梨木 香歩 商品詳細を見る |
あ、ちょっと変わった。
相変わらず植物にかける描写は深い(大体植物園だしね)んだけど、起きていて、植物と、人間と、動物が精神を交感しつつ混じり合い溶けてひとつになるようなお話。
…変わったと言うより、進んだ、か。
この作者さんの目指すところが『ひとつになる』ような世界なら、魂のレベルが高い領域だわぁ…。これ以上進むと、私には難しくて付いていけなくなる。
とりあえず、現実と幻想の境目がわからない書き方です。ちょっとだけ回想に入るとか、イメージの世界を書くとかでなく、作品内で主人公が起きていつつそのままいつのまにか不思議な世界に入り込んでいる。本人にも読者にもその境目が提示されないので混乱しちゃうな。
いちいち美しかったり、象徴的な非現実なんだけど、こうなってくると読書としてプラスとマイナスのゆれ幅が大きい。
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