無料オンラインゲームの公認イラストレーターをきっかけにすっかりネットに入り浸る日々。 イラスト・書物は生活の一部です。コメント歓迎。 リンクフリーのブログです。( ̄ー ̄) since2005.05.15
ランニング・キッド
ランニング・キッドランニング・キッド
(2009/01/24)
MAR:LEY

商品詳細を見る

 作者は外国人。(多分)
なので横書き、左綴じの体裁です。
…いや、日本語で書いてるんだから、そこはどうでもいいんじゃぁ…とか思ったんは内緒です。
 絵は可愛らしい、日本のアニメ的な。(萌え系ではなく児童漫画系。)
というのも、なんせこれ、『オタク』の話なのです。
 あちらでも日本の漫画産業は大ヒット。
コミケにコスプレ、声優と、国を違えてオタク(ナードとは違う)な主人公の物語なのです。
…元々、『日本のアニメの海外ファン』って、言葉は違えど同じ魂を持っているので向こうの日本好きと同じくらい、こちらからも親近感を覚える存在ではあります。(笑)
 それどころか、この作者の的確過ぎる日本のオタク界の把握っぷりは何なんでしょう。
普通に『ドラゴンボール』とか『NARUTO』程度では終わりません。
ジャブに『ハルヒ』、行きつく先は『青の6号』、枠飛び越えて『2ちゃん』まで、また『萌え』の感覚も声優ファン、コスプレイヤー、ゴスロリ歌手など、捉え方も全然間違ってない。(恐ろしい…。)
かえって日本人が一般小説の類で書くより『平均的』な日本のオタク文化が語られているようで凄いわ。
 ストーリーは、そんな『NARUTO』(忍者、日本建築とか)大好きな17歳の主人公、キッドが、日本のサイト管理人アヤとメル友になり、いきなり消息を絶ったアヤを探しに日本にやってくると言うもの。
もちろんそこで様々なトラブル(ある意味ハリウッド映画並み)に巻き込まれます。
何が凄いって、ラストの種証しはそこだけ外国人の想像力の範囲の違いを見せつけられたって感じで、全く思いもよらないオチだった事だよ。(こ、これは…。)
 勢いあります。
文章力も自国語で書かないだけあって、変な癖もなく正しく簡潔。
おもしろかったですよ。