![]() | 怨霊になった天皇 (2009/01/30) 竹田 恒泰 商品詳細を見る |
なんとなく。
ちょーっと趣味じゃなかったかな。
もう少し実在の人物がどう怨霊化されていくか、日本独特の風土に立った観点から論立てていくのかと思いきや、話のメインが『昔の天皇はこんなに非業の死を遂げていたんです』の実録(?)が多くて、これ、一歩間違ったらそこらの雑学本だわ…。
基本理念は確かに解るんだけど。
恨みを持って死に、祟られる方に後ろめたさがあり、実際に何か祟られるような事件があった、で初めて怨霊になる、というような。
生き残った人間が怨霊を作ると言うのもすごく頷ける。
ただ、祟られている事件とやらの偶然性は否めないので、それを以って怨霊の仕業だ、怨霊は実在するってのと考え方がどうも両立出来ぬ。
怨霊を一種の『力場』と言う現象と考えるなら解るけど、それそのものを生きていたころと同じの人格で考えるのは違うはずで…。
そう繋いで考えるのが生き残った人間側だからこそあれば、主体は企てを行った生き残った人間側を語るべきではなかろうか。
疫病が流行った、火事が起こっただのまで行くと、正直運命律をどう考えればいいのかわからんよ…。
ツタンカーメンなんかもそうじゃない?
世界のどこかを切り取った平均値とか数字とかって、偏りがあるのが当然で、私は良いも悪いも、死んだ人間に影響される生きた人間ってのが、愛しくも悲しくもあると思うなぁ…。
表舞台が限られている以上、光の中に浮かび上がったものの記録はそこだけに過ぎず、どこまでも一過性。
ならば怨霊となる側も、なした側も、皆同じ人間なんだと、感じずにはいられない。スポットライトがどの時点で当ったかと言うだけ。
…そういう本じゃないはずだけど。(苦笑)
普通に歴史好きな人は違う読み方すると思います。私?いたって歴史が苦手な人間で…。(汗)
| ホーム |
