![]() | 粘膜人間 (角川ホラー文庫) (2008/10/25) 飴村 行 商品詳細を見る |
ホラーと知りつつ手に取りました。
『庵堂三兄弟の聖職』と『トンコ』を読んじゃったら、これも行かないと思っちゃうじゃない?(同じ会の同期受賞作だから。)
で、あらすじ。
身長195センチ、体重105キロの小学生(え?)の弟がグロいほどに家庭内暴力するため、上の二人の兄貴が河童(なんて??)に頼んで弟を殺してもらうようにする(は???)話。
…。(´Д`;)
もうあらすじから度肝の半分くらい持って行かれました。
微妙に現実世界じゃねーなぁ…。
河童は本物以上に河童でした。ぬらぬらで妖怪すぎる…。いや、それ越えてクリーチャーだよ。妖怪なんてユーモラス成分抜いてるとしか思えない。
作中に非国民という単語もあり、戦時中なのか時代設定は良く解りません。
それにしても出てくる人間、河童らすべてが気持ち悪いもの持ってて、グロさに吐き気を催す。
多分後味悪い作品だろうなぁと思いつつ、一回読んじゃうとラストを知らずにおれないでしょう?ホラーなんて特に!
人間、知らないものが一番怖いんだよぉおお???
これはもう、作者との戦いだと思うのですね。
『読書を途中で止め、自ら勝手に想像して怖くなる私の想像力』と『作者の用意している作者の想像による怖い話の想像力』との。
じゃ、じゃあ私はプロの作家と想像力競いあってんのか?!負ける、確実に最後まで読んだら自分では思いもよらないような怖さを刻みつけられて負ける!!
―と負け戦を知っていながらやっぱり『知らないものが一番怖い』という人間原理に負けて読むのです。いや、読むしかないのです。
この選択肢のないホラーの怖さよ…。(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
と言うわけで全部読んで、やっぱり敗北。
うん、ホラーの怖さと言うより、エログロのきつさにちょっち…。OTL
うぉわぁぁぁあ…。(´Д`;)
グロは嫌いなんだグロは嫌いなんだグロは嫌いなんだ!(と言いながら大概の本は読み始めた以上途中放棄しないので自業自得に一人で気分悪くなってるんですが。)
過剰なSでもMでもないと思うのでグロの良さ(?)がわからん…。
生理的嫌悪感に負けること請け合いのグロさです。(選考評にまでちょいと書かれてる。)
ホラーというと確かに、『謎』はなくてもホラーなのかなぁとは思いましたが、そう言えばこの作品、別に『謎』はないのよね。
『知りたい』は知的好奇心ではなく、話がどこに落ち着くかで安心したかったのかもしれません。
ぶっちゃけ登場人物がひたすら死んでいくので、ラストのラストであれとあれが対決…寸前で終わってるって、何これ?!!(´Д`;)
いや…もう死人はたくさんだけど、勝者不在って、こっちのカタルシスもアレだなぁ?!
とりあえず正しいホラーだけど、ジャンルとしてはグロ。話は奇想天外でその発想がおもしろいと思うけど、私はパスで。
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