![]() | 走れ、セナ! 香坂 直 (2005/10) 講談社 この商品の詳細を見る |
かぶれた様に児童小説へ。
女の子が主人公ですが、基本は陸上物。
…『中学生日記』?(いや、『さわやか3組』かもな。)
奇しくも主人公は小学5年生ですから、『ロイヤルバレエ〜』と似ています。
しかしやはり日本が舞台だけあって馴染むなぁ〜。
いじめや母子家庭、ライバルなど、いろんな問題を詰め込みつつ、基本的には主人公の昇華話。(インチョウはあれからどうなるんだ、放置か?)
MVPは岡町(オカマッチ)。
このオカマッチと言う周囲からオカマ扱いされている小さい少年が、やけに良い味出していて、それでいて芯が通っているのが清々しく。この子がからかいの対象になる周囲の環境に逆に哀れを感じる。すごくステキな言動するんだけどねぇ。人を見る目がないったらありゃしないよ、『子供』。(苦笑)
それとも自分の価値観をさらけ出す事が怖く感じるのでしょうか。現実に汚染されている気づかない日常ってのは、多かれ少なかれ世界には溢れてるね。
(しかし別にいじめ問題とかがメインになるわけでなく。)
彼や田中の、この本で語られなかった先に希望が溢れていて、そっちの方が読みたくなった。
逆に時折主人公セナの軽率で単純な不満や台詞に腹たったり。基本的には頑張り屋さんで良い子だと思うんですが…。
だからこそ、完全に良い子でも悪い子でもない、そんな平均的な子として主人公をばっちり務めてくれます。
即効で読めちゃう本です。
小学生に限らず、学生の人は読んでみると良いさ。こう言うまっすぐさが照れくさい時期かもしれませんが。

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