![]() | 妖精の森へ―魔法少女マリリン〈4〉 佐竹 美保、村山 早紀 他 (2002/10) 教育画劇 この商品の詳細を見る |
これが一応最終巻なのか?
えーと、うわ、気になる形で終わるなぁ。
終わったような、まだ先があるような…??
そもそも続き物とは言え、一冊一冊が独立した話ですから、続くと言われればそうだし、これで終わりと言えばそうだし…と首をひねりました。
いや、ま、単品でおもしろかったんですが。
出来ればもう少しその後の世界を見てみたかった。
キャラクターたちの行く末というか、そんな所。
ストーリー的なものはまぁ定番のファンタジー物なので特に書かないんですが、この作者さんは主人公であるところの少女の心情がすごく素敵に表現出来る人。
少女のまとう空気感込みで、まさしく読者側少女の心をわしづかみ、児童小説の中でも女の子に好まれて読まれるんだろうなぁという作り。
少女漫画と違って、読者対象的にもどぎつい恋愛表現もないし、基本はやっぱり周りの大切な仲間や家族との想いの交わし方なんだけど、その辺のバランスが上手い。
そして何が現実感に近く共感を覚える部分かと言うと、少女なりの想いの貫き方が、突拍子もない『少年が好む英雄型』でない方法で昇華されること。
ラスト巻だけあって、いろいろ考えさせられる場面が多くありました。
女神の大きすぎる愛や、王女の深い悲しみと、魂の賢さ故に苦しまなければいけなかった事情、そしてマリリンの自分に対する評価。
これはすごく重要かつ難しい所で、主人公と自分を重ねることでメタファーを満足させる多感期の少女に(対象年齢考慮)『主人公は特別だ』という何かでひきつけておきながら、最後は寓話や教訓で現実に則した『実用的な心の動きと満足感』を植えつけなければいけないという技が要る。
そう、夢見がちな少女を、本の世界に引き込んでおいて、その後現実へ帰してあげるというところまで出来て初めて、児童小説は評価されるべき。
正直、ファンタジー小説で、読者を引き込んでおくだけ引き込んでおいて、『こっちの世界は楽しいよ!』だけで終わっているものは少なくないと思う。
分別の付いた大人ならそれでいいですよ。
自ら『あっちの世界』に浸ってオタクになるのも良し。
それは厳しい現実を知っているからこそ、ひと時のファンタジー(悦楽)が必要なんです。
その場合、読書が現実を生きるためにちゃんと必要とされている。
元々読書と言うのは現実でためになる何かを得るための手段というのが基本形のはず。少なくとも児童書を読んでいる時期に手に取る本はそうあるべき。
ピーターパンだって、楽しい世界の終わりには、ちゃんとベットに戻ってきて、あまつさえウェンディは現実をちゃんと生き、おばあちゃんになって終わるんですよ。
『あっち』に連れて行きっぱなしで、主人公マンセー、現実世界はこんな事出来ないからつまんないよ!って本は、現実非現実の区別が付きかねない児童にとって、悪影響と言わずしてなんと言おう。
つまり連れて行きっぱなしはダメ、おうちまで送ってきてくれるアフターサービスまでが児童書の要なのです。しかも引き際に満足度をも。
マリリンは言いました。
英雄なんて居ない、と。
きっと自分も未来の人に『伝説の少女』として、迷いも間違いもなく、強く正しく生きたと語られるだろう。
けど、自分は、仲間は、女神でさえも−完全な存在などないのだと。
身の程を知っているからこその発言ですね。
その意味でこの作者さんは、まさに児童文学の雄だと思います。

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あっさりと二日で借りてきた10冊読みきってしもうた自分が怖い。
うん、週末の起きてる時間すべてを本に費やしたけど。(−−
そして予約本が一気に着て焦ったくせに、また懲りずに20冊も予約しちゃいました。
ごめん、自分追い詰め上手。
なんていうか、しばらく(自分的に)雑誌とかばかりでまともに本を読んでなかったので、やっぱり飢えてたんだなー。
毎日図書館に行くわけには行かないけど、週一で行くとして、毎回10冊くらい借りてきそうな勢いなので、今月はさくっと40冊くらい読みそうだ…。
ついでに同時に絵を描きたい病も出てきてて、ヤバイ。
両立できんよ、この欲求。^▽^;
そんなわけでお休みの日も超早起きで、4時起き。
寝たのが0時過ぎだったのに。
どんだけ本読みたいねん、どんだけ描きたいねん、って話。
なんだろう、このハイテンション。
体が置いてけぼりされなきゃいいんだけど。
というわけでしばらく本のレビューが続くのです。

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