元モンスター描き。 諸々の感想と近況ブログです。   since2005.05.15
宇宙人ポール

 これもB級B級と笑って見出したら、意外とちゃんとして他作品で―。
 逃げてきた宇宙人に出会った地球人が逃亡を手伝うと言う単純な話ですが、宇宙人はCGとわかるが結構なめらかで違和感なし。
そして地球人側がコミコン帰りのオタク二人組と言うのが良い!
SF作家と、イラスト担当の二人組ですが、UFO大好き旅行中と言うやつで、そこまでしておきながらこの宇宙人とのファーストコンタクトはめちゃくちゃ。
やっぱテンパるわなぁ。
 ところが宇宙人側がもう地球の文化を知りすぎていて、気さくだわ毒舌だわ下ネタも言うわで強気に逃亡を手伝えとねじ込んでくる。地球人側、失神&パニック。
 まぁ何やかんやで迷惑と思いつつも逃亡劇スタート。
追いかけて来る謎の組織は本気で殺しにかかって来るし、ついに女性も一人巻き込みその父親もライフル持って追いかけて来る。
しかしこの話は古今東西のSFネタで成り立っているので、諸所の会話が面白いな。
なかでもクリンゴン語がオタクと宇宙人の間では通じると言うのが良い。(これでピンチも切り抜けた。)
 最後はじわっとさせるし、面白い作品でした。
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

 てっきり主人公は帽子の少年の方かと。彼の方が如才なくおもちゃ屋を愛して運営してくれそうな気がした。
主人公は娘の方で、これもマゴリアムの孫とかそんなんだと思いきや、単に雇われ人だったのは驚き。
そう、そんな娘さんにマゴリアムは魔法のおもちゃ屋を譲ると言うのですから。
しかも自分はもう死ぬんだと。

 そもそもおじさんはもう200数歳だそうで、信じてる方も信じてる方ですが、どこまでがこの世界上のリアルか、おもちゃ屋は実際に113年開いてるし、おもちゃ屋の中でどんな魔法が起こっても客は平然としてるしなぁ??
とりあえず魔法は本物で、主人公の娘さんも、帽子の少年もそれを信じてる。
(なお帽子の少年は9歳なんだが、めちゃくちゃ店を手伝ってレジとかしてるんですけど…。身内としか思えんよ!)
その上で、娘は『私には無理!』と彼の死後(完全に予定通り満足して死を迎えた)店を売ろうとし、少年は『それなら僕が買う!』と子供の抵抗を見せる。
 あー…、って、親類でもない人から店を譲られて売るってどうやねんとかちょっと。
しかし娘は元々少女の頃から天才ピアニストで、今くすぶっている最中、ピアニストの夢を蹴っておもちゃ屋の経営もないか??

 まぁ、何にせよ物語はきちんとハッピーエンドを迎えます。
この映画は色とりどりのきらめくおもちゃらと、魔法、たどたどしくも優しい人との繋がり、信じる心と言った夢の様なお話です。
各章も絵本仕立てになっているし、ファンタジー映画としてよくまとまっていると思います。
純粋な心持ちで見たい映画。
羊のショーン

 たまーに見てはしまうけど大概途中でもういいやとなるストップモーション作品。
『ウォレスとグルーミー』と混同しがち。
 ストーリーはないのでまぁ、何で観ちゃったのか自分でもよく分からない一本。
バチカンで逢いましょう

 うーん、元のタイトルが『マンマミア』なんですけど、ちょっとマイルドにしすぎてない?
夫を亡くした母を、娘が一人は無理よとあれよあれよと家を売り、自分の家に引き取るのですが、初っ端からこの娘が独善的で酷い。
母の事は愛しているようですが、家を売るのも早かったが、自分の家に居るのは少しの間で、その後は老人ホームに入れるつもりだし、約束していた母をローマに連れて行ってあげると言う約束も反故に。
母親(主人公)は嘆く。
 と言うのも主人公は敬虔なカトリックで、ローマへは法王に懺悔に行くつもりだったのです。(夫の関係?)
主人公は娘は頼れない、と黙って一人でローマへ、バチカンへ向かいます―。
 そこには一人暮らしの孫娘が居るのですが、彼女は彼女で理解のない母親の被害者と言った所。
なお、主人公の娘、孫娘の母親は、自分の結婚記念日も忘れていて夫にガッカリされるわ、子どもたちには怒ってばかりと何やら余裕がないキャラ設定みたいね。

 しかし見ていると親娘三世代にそれぞれ愛の葛藤があって、衝突し合いながらもそれを昇華して行くお話。個人の愛と同時に家族愛もまとまって行って、主人公の話自体は重くも軽快に仕上がっていてなかなかかな。
 軽さと重さのバランスがちょっと中途半端過ぎるとは思うけど、綺麗な作品です。
鬼談百景

 うーん、短編寄せ集めのせいか、映画(?)っぽくないな。再現VTR集かよと。
ホラーとしてはイマイチ。動画レベルかな。